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龍の妹


翌日音楽の時間。


今日は龍の妹がいる。まずは、挨拶からしてみよう。


「おはよー。紫音さん。」


彼女の名前は白川 紫音(しらかわ しおん)。顔は双子なだけあってよく似ている。髪は赤みを帯びた茶色、ポニーテールだ。


とりあえず、名前呼びしてみた。龍の傾向からその方がいいと思った。


「ん?おはよ。」


彼女はこちらをチラッと見ただけですぐに視線を戻した。


「紫音さん、実は秋の大祭の時にお兄さんの龍と一緒にバンドを組むことにしたんだ。」


「聞いてるよ。」


「それでね、ベースの紫音さんも入ってくれればより良いかなと思って。一緒にどうかな?」


「うん、昨日龍から言われてるから事情は知ってる。けどね、悪いんだけど条件がある。」


「条件ってなにかな?」


「今いるバンドメンバーで作った曲を聞かせてほしい。それで、いいなっておもったらおk。どう?」


紫音さんは試すように聞いてくる。龍の時と同じだ。


「わかった、いいよ。」


ここは受けなければ、イエスとは言ってもらえないだろう。


「とりあえず、間近で課題があるし、その後の2週間後ぐらいに見せて。」


僕はその条件にうなずいた。あとは4人で練習あるのみ。


4人にその話をする。


「作った曲ってことは自分たちのオリジナルだよね。」


「そうだな、課題とは別に用意しておく必要があるだろう。」


「まずは簡単な曲で4人で合わせてみれば良い。」


莉緒、龍、山中さん。それぞれの反応だ。


「そしたら、こうしよう。まず先生への課題をそれぞれ披露しあうのはどうだろう?お互いどんな感じか確認しあったほうが良いと思うんだ。それから、合わせて、作る曲の方向性とか決めていく。」


僕は3人が納得できそうな提案をする。


「それでいいこうか。」


「あぁ、かまわない。」


「了解だ。」


さっきとおなじように返事をくれた。


「じゃあ、今日の放課後、スタジオにでも行く?楽器とか弾くならそっちの方がいいよね。放課後、校門に集合して、そこから皆で行こう。」


僕の提案に3人ともうなずく。


いつの間にか僕がリーダーみたいになっている。自然な流れではあったが、前の自分では考えられなかった。

僕は入学してから、とても前向きに動けるようになっている。


莉緒も僕が告白した日から数日ではあるが、自然な笑顔が増えた。その影響か、周りの男子の反応が良くなってる気がする。気のせいではないだろう。。少し心配だ・・・。今は気に病んでも仕方ない。


さぁ、放課後いよいよ練習開始だ!







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