表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
一夜の桜  作者: 七瀬結羽
8/24

補習中の日記①

あたしは今、補習を受けているのだがつまらない。

受けたいわけで受けてる補習じゃない。

そもそも、受けなくて良いのだ。

本当は。

受けてる理由は、ただ一つ。

授業内容がつまらなさすぎて授業もテストも真面目に受けなかったら、怒られた。

そして、補習を入れられたわけだが……。

まったく、いい迷惑だ。

補習は、朝受けるか放課後受けるかを選べる。

放課後の方が良かった。

朝早く起きなくて済むし。

けど、放課後は部活がある。

あたしがこの学校で唯一楽しみにしている部活があるのだ。

小学校からの親友達もいるし。

そうなれば、必然的に朝受けなければならないのだが…………やはり、つまらない。

まあ、だからこうして日記と言えない日記を書いているわけだけど。

そうだなぁ………。

ふああああ~……。

………日記にまで、私のあくびを書く必要はないかな?

ま、いいや、眠いし。

ん~………。

そうだ、暇だし、さっき書いた小学校からの親友達の事でも書くか。

1人目は柴咲由。

かなりお嬢様の家らしい。

ま、話し方とか聞いてれば一発でわかるけどな。

…………そういや、親には弓道部に入れって言われてたような………。

それで、もちろん弓道部ですって由も言っていたような…………。

…………大丈夫か、由。

入っているのが優雅さとは程遠い桜部だなんて知られたら、強制退部させられるんじゃないか?

…………まあ、由にも考えがあるんだろうからほっとこう。

お嬢様の世界はよくわからん。

社交辞令とか面倒そうじゃん?

あたしはそんな世界と程遠い人間だからどーでもいいけど~♪


………あ、そういや、由もお嬢様嫌がってたな~。

なんか、小学校1年生位の時は泣き叫んでたっけ。

お嬢様なんか嫌だ~!!!!

って。

今じゃ完璧なお嬢様演じてるけどねぇ。

まあ、親が………と言うよりかは母親が、面倒な人だから従わざるをえなかったのかも。

昔、由がタメ口を使った次の日、すごく叩かれた痕あったもんなぁ……。

あの日以来、由はタメ口使わなくなっちゃったし。

父親はものすごく良い人なんだよね。

由に、普通の女の子みたいに過ごしなさいって言ってたし?

ただ、母親の方が本家の血筋にあったから逆らえないみたいだけど。

早く、由が自由になれる日が来ると良いな。

この、学生ライフを満喫するためにも………。



もう1人は、葉桜由姫。

ものすごく、バカだ。

ただ、それは精神とかそーゆー問題で。

学力の方は、あいつ学年1位とるくらいには出来るんだよね。

そんな脳があるくせに、なんであんなに精神は幼いんだか………。

やることなすこと全部が幼い。

遊ぶにしたって、幼い。



と・に・か・く・幼い。

まあ、そこが可愛いんだけどね。

身長の低さがさらに可愛さを引き立ててるし………。

愛らしい生き物なんだよ、あいつは。


そういえば、あいついっつも授業中音楽聴いてゲームしてなかったっけ。

まあ、先生もさすがにテスト全て100点のやつに『授業を真面目に受けなさい』なんて言えねぇもんなぁ。

あたしは授業も真面目に受けず、テストもひどいからこっぴどく怒られたんだけど。


あいつって、いっつも何聴いてんだ?

そういや、聞いたことねぇなぁ………。

今度、聞いてみっか。




あの2人はほんと、良いやつだ。

ただ、あたしはその2人に隠し事をしている。


………あたしは、能力持ちだった。

触れた相手のサポート、だって。

あたしに似合わない能力。

あたしは、破壊とかの方が似合ってるでしょうに。


てか、沙夜裡先輩のおかげで分かったけど……………知ってて良かった。

もし、知らないで無意識にこの能力を使ってたら………あたしは、今頃死んでるかもしれないんだから。

沙夜裡先輩の話によると…………おっと、そろそろ補習が終わるころかな?

続きは、また今度書くとするか。

けっこーな暇つぶしになったしな。




あ、これだけ書いておこう。

次に書くとき、これについて触れておきたいしな。


最近、由姫の笑顔にどこか………恐怖を感じる。

あいつは、いつだって笑顔だ。

それに、なんど救われたことか。


……けど、最近は何かがおかしい。

由姫が、永遠に笑い続けているような気がしてならない。

…………つづきは、今度にしよう。



え、今度の補習、テストなの?

めんどーだなぁ………。

ま、教科書出してても問題なさげだから続きはしっかり書こう。


この補習生活にも慣れちゃったなぁ………。

次も、補習になろうかな。

困らない程度にはするけどさ。


次は、さっきのことと、部長たちの事も書いていきたいな。

次の補習、さらに時間が余りそうだ。


てか、うちの部活っていったい何で創られたんだろ?

それについても、今度触れようかな?



次の書くべきことがたくさんあって困るなぁ。

まあ、楽しいから良いか。




…………え?

なんですか、先生。

……………授業中に関係ない事するな?

えっ!?これって、授業だったんですか!!!?

あまりにも退屈すぎて、わかりませんでしたよ………。



え、次も必ず補習だって?

やった、苦労せずに補習だ!

これなら、次はまともに受けても補習になれるってことなんだよね?

ラッキー!!!!

補習って、なかなか良いもんですねぇ、先生。

ま、先生からしてみらゃ朝早くから出勤して、しかも来るのはこの少人数だからやる気がまーーーーーったく出ないんでしょうけど。

もーちょっとやる気出してくださいよ。

そしたら、私も少しは聞く耳持つかもしれないんで。


それじゃ、教室戻りますねーーー♪


ありがとーござしたー!



今日は、楽しい1日になってくれそーだ。




        白岸透




~~~追記~~~



沙夜裡先輩と、さっき会ったんだけどこの先なかなか来られないかもだって。

成績が下がっちゃったんだと。

さびしー………。

ま、けど、家も近いし連絡先も交換してるからいっか!!!!






ああ、やっぱり教室が良いな。


補習部屋と違って、しっかり暖房入ってくれてる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ