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25.OB会と森田塾

 OB会の開催の前日。10期生の人たちが前乗りしてくる。何のためかと言うと僕らの森田塾に参加するためである。


「最後の森田塾はディスカッションメインだから。やることは特にないよ」


 12期生は当時の僕たちと同じようにOB会の準備をしていて、その中で11期生は塾を行う。というのが毎年やっていることらしい。


「おう、まっちゃん、久しぶり!」


「あ、どうも」


 声をかけてきてくれたのは小山さんだった。今思えば何もかも小山さんから森田研の事を教えて貰ったような気もする。


「資料見たでしょ、大分。俺のつくったの」


「そりゃ見ましたよ」


 とかいう話をしたり、今の環境論文の進捗とかの話をした。


「・・・俺らの時もこの時期にやってたから」


「なんか、今自分がやっていると思うと、何をやってたのかがわかってきますね」


「そうそう、多分12期生も同じことを思ってると思うけど」


 そういうと小山さんはイガさんの方を見た。


「来年、あのデカい人いないんでしょ?塾はどうするの?」


「あれです、教科書作ったんですよ。それでちょくちょくイガさんは院生と電話とかしていくみたいです」


「なるほど、教科書ね」


 気になったのか小山さんは塾が終わった後、僕のところにやって来て、作った教科書を見ていった。


「テキストもあるじゃん!」


 とややテンション高めで見ていたのだけれど、なんかよくわからないけれど、こういうのをやってて良かったのかもしれない。


 そう思っているとOB会の時間になった。


 OB会は12期生主導で行われ、森田先生の挨拶や、OB代表の挨拶の後、乾杯をして始まった。基本的には談笑をする場なので特にすることはないのだけれど、ビンゴゲームが始まる前には一応、岡崎君に話しかけることに。


「大丈夫そうだね」


 準備はしたし、色々教えたから特に思うことはなく、そのまま開始、そしていつも通り先生に渡したい物を渡すと、フレーフレーで会は終わった。


 後片付けをしているとき、僕はずっと環境論文の事を考えていた。そろそろ、何かしらきっかけを・・・・。そうしないと森田先生に渡せない。


 気持ちはあるけど、上手く行かない。というのと、のこされた時間がわずかである。ということ。それらが僕にとって今、考えることになっていた。

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