1話 俺。
そして今の俺。
あれから私は前世にやっていたBL乙ゲーの悪役に転生していた。
『愛を君と詠う』、通称『愛君』で親しまれていた乙ゲーなのだが、主人公の性格は流石主人公と言える程に超がつくほどいい。
攻略対象者が良く釣れる良く釣れる、美形を釣るのはそれはもう楽しかった。
因みに剣と魔法の乙ゲーでなくとも異世界なゲームである。
で、まぁ、愛君に来たあとの経緯ってのを話すか。
愛君の世界に来てからも前世とは全くと言っていい程変わらない人生を生きている。
まぁ、あえて言うならクレイ・フィールという黒髪赤目の美青年になり、黒と赤は悪魔の色だと言われ捨てられて引き取られた施設・・・というか教会で虐めぬかれたことくらいだろうか。
そして文武両道、全属性保有、魔力量純度共に高のチートになったことか。
今は教会から抜け出して、黒髪赤目を隠す為に光魔法で周りには幻を見せている。
この世界ではよく見る茶髪茶目だ。
そしてなんやかんやあって今では黒竜のリュートが使い魔になり闇属性大精霊のイゼと契約を交わした。
自分でも思う。
お前何があった。
元々のこの身体の才能でチートだってのにさらにチートになっていた。
黒竜はもっとも強い種族だって言われれてしかもルートは特異種だったしイゼに至っては大精霊だから明らかに強いし。
俺、近いうちに死んだりしないよな?
いやまぁ、スペックの問題で不慮の事故でも反射的に体が有り得ないくらいに動くから中々死ぬことはないんだけど。
まぁいいや。
明日、俺は愛君の舞台である学園に入学しようとしている。
所謂王道な学園なもんで俺は外部生としての入学だったから試験は少し大変だった。
俺の脳と体がスゲェ頑張ってくれた。
試験の内容が他の学校と違うからな。
模試試験は難易度がべらぼうに高いだけで特にこれといって変わった特徴がある訳ではないのだが、魔力試験とかいうものがある。
試験では水晶玉のような魔力検査機が設置されており、そこに手をかざすと自動的に保有魔力の属性、量、純度を調べてくれるのだ。
そんな物を使う訳だから俺のスペックは隠蔽出来ないのだが、幸いなことに理事長が俺と同じ転生者であり魔力試験の時は個別部屋での試験だったので理事長が裏から手を回して注目されないようにしてくれた。
正直本当に助かった。
一時はどうなる事かと思ったし。
とまぁ、俺の話はこのぐらいだな。
結局略は愛君なんですよね・・・w




