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行き止まりには宝箱

 そう言えばMPポーション小を持っていた。

 使っておこう。


 今日はスリングショットはロッカーに置いてきた。

 メタルショットはMP3を消費してメタルの弾を撃ち出す魔法だ。

(自分で勝手に決めた設定だが;´∀`)

 これで4発撃てる。


 さらに川下に進むと、進行方向左側の反り立つ崖が廻り込んで行き止まりになっている。

 川は滝になって落ちており、こっちにはこれ以上は進めそうにない。

 行き止まりにこれまた装備が良さげなコボルトがいて、その向こう、崖の前に宝箱がある。

 定点湧きの宝箱で、あのコボルトが見張りのモンスターなのだろう。


 折角なので宝箱は開けておこう。


 私はいつものパターンで短めシミターを投げ、クナイも投げてから、メタルショットは撃たずにモーニングスターで闘ったが、これはどうもコボルトだと思ってナメていた。

 こいつ、さっきのリザードマンより強い。


「サンドスプレー」


 私はこのコボルト(ハイコボルトと呼ぶ)の目に短い棍棒を向けて、MPを1使って砂を浴びせるイメージで唱えた。

 ハイコボルトが嫌そうに目をそむけた。


 そこからX袈裟掛けでモーニングスターの鉄球を連打して、ナントカ倒した。

 ハイコボルトはナイフよりは長いショートソード(ダガーだろうか)をドロップした。


 これは、なかなか使いやすそうだ。

 左手の棍棒の代わりにも良さそうだし、左手にクナイ、右手にこのダガーで忍者スタイルでも…

 いやぃゃ、そんな近接戦はダメだ。

 やっぱりこれも投げよう。


 宝箱を開けなければ。

 私はいつも通りのへっぴり腰で宝箱を開けた。

 途端に宝箱の周りに魔法陣ができて、川から大量の水が降り注いできた。

 地味にHPが 1下がった。


{この罠は避けようがないなぁ… 毎回この罠なのかな?}


 明日、もう一度来て確かめたい衝動にかられる。

 宝箱の中身はHPポーションだった。

 HP1下がってHPポーションが手に入るなら、プラマイHP4お得だな。(濡れるけど;´∀`)


 ソースはネットだが、ここの川の水は飲めるらしいから、まあ、濡れても平気だろう。


 よし、引き返して川上の方に向かおう。


 戻って行くと 装備が良さげなオークが湧いていた。

 どうやらここら一帯はオークやコボルトやリザードマン(ゴブリンもか)の上位種が現れるエリアのようだ。

(それぞれ、ハイオーク、ハイコボルト、ハイリザードマンと呼ぶ。ゴブリンはホブゴブリン)


{あのハイオーク、ヤバそうだなぁ… まずメタルショットを確実に当てよう}


 私は根っこのステッキでオークの装備の途切れ目の腰のあたりを狙って[メタルショット]を撃った。

 腰砕け気味に崩折れたハイオークにクナイとダガーを投げてから近寄り、モーニングスターの鉄球を何度も何度も打ちつけて倒した。

 見たか、これぞ[コソコソ不意打ちスタイル]の真骨頂だ!(恥ずかしげもなく ^_^;)


{あ、ゴブリンも湧いてる。メイジ、ホブ、ゴブゴブだ}


 メイジの頭に山なりのシミターを投下。

 クナイとダガーを連続で投げて、メイジには何もさせずにダンジョンに消えてもらった。

 こちらに突っ込んでくるホブゴブリンに「サンドスプレー」

 ゴブリン2匹を仕留めてから、ホブゴブリンにもダンジョンに消えてもらった。


 メイジが[ボロボロのローブ]を、ゴブリンが棍棒をドロップした。

 棍棒は持っていかない。

 私は棍棒を何気なしに対岸に向かって投げた。


 何かが逃げていったような気がした。

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