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上半身がお察し状態

 メイジにクナイを投げてから、近づいてきて棍棒を振り下ろしてくる、ちょっと大きめのゴブリン(以降ホブゴブリンと呼ぶ)を左手の棍棒でいなして横を抜ける。

 後からきた普通のゴブリンをモーニングスター一回しで倒し、メイジが撃ってきた 2発目のファイヤーボールをモーニングスターと短い棍棒をクロスさせて受け、メイジの脳天に鉄球を落とす。

 その場で回って、横回転でもう一発メイジを殴って消えてもらい、最後にホブゴブリンをタイマンで倒した。


 話しかけるとか、余計なことをしたので、3匹倒すのに HPが3も下がってしまった。


 やはり私の戦い方は不意打ちに限る。

 余計なことに惑わされず、自分のスタイルを貫き通すのだ!

(コソコソ不意打ち宣言;´∀`)


 川下の方に進むと、今度は人魚が現れた。

 これはナントモ見目麗しい。

 おみ足部分がウロコピチピチで上半身はお察しの状態だ。


 見惚れていると人魚が話しかけてきた。


「相撲とるべか」


{こいつ、さっきのカッパか?!}


「お前、さっきのカッパだろ!」私は人差し指を人魚に向けて言った。


「違うくさ」と言うと人魚は川に入り、潜って消えていった。


{あれ…? 本当に人魚だったのかな…? だとしたら、人魚と相撲…? あの上半身お察し状態の…? ぃゃィャ、惑わされるな! 怪し過ぎる! 怪しい…妖しい… 4層、調子狂うなぁ…}


 またゴブリンが、今度はホブゴブリン2匹と普通のゴブリン2匹だ。

 メイジはいない。


{不意打ち、不意打ち}


 手前にいるホブゴブリンに短めシミターを山なりに投げる。

 見事に頭に当たった。

 次に投げたクナイも顔面に直撃し、無傷のもう1匹のホブゴブリンの棍棒を避けて、普通のゴブリンをモーニングスター一撃で倒す。

 もう1匹の普通のゴブリンをホブゴブリンの方に押してぶつけ、その隙に瀕死のホブゴブリンにとどめを刺す。

 身体ごと回って、横回転のモーニングスターの鉄球をホブゴブリンにかすらせて、そのままもう一回転して普通のゴブリンを倒す。

 ホブゴブリンの棍棒をまた避けて、今度は縦回転で鉄球を脳天に落として4匹倒した。


 普通のゴブリンが棍棒を、先に倒したホブゴブリンが木の盾をドロップした。

 木の盾を左手に持ってみる。

 軽くていい感じだが、今持っている短い棍棒の方が私には扱いやすい。

 左手は今まで通り、短い棍棒でいこう。

 普通のゴブリンがドロップした棍棒は、勿体ないが置いていこう。


 と、今度は上半身お察しのカッパが現れた。(キ〜ザクラ〜 ♪)

 

「相撲とるべか」


 あか〜ん、怪し過ぎる〜 ^_^;) ^_^; )^_^;)

 その時、対岸の草むらに何やら物影が…

 私は、置いていこうとした棍棒を、対岸のその草むらの方に投げた。

 棍棒は対岸まで届かず草むらの手前に落ちて流れていった。

 何かが逃げて行ったようだった。

 キザクラカッパは消えていた。


 後に聞いた話によると、カワウソかアマビエかその両方の仕業ではないかとのことだ。


 さらに川下に進むと 3層のリザードマンより装備が良さげなリザードマンがいた。

 その時、MPが上がって10になった。


{あいつ、強そうだけど闘るか}


 私は意を決して根っこで作った魔法のステッキを取り出した。

 リザードマンは頭に鎖帷子頭巾をかぶっている。

 まず、こっちを向かせて眉間にメタルショットを撃ち込もう。


 短めシミターを投げる。

 鎖帷子頭巾に当たった。

 振り向くリザードマン。

 私はリザードマンの喉元目掛けてクナイを投げる。

 若干はずれて、装備の胸当てに刺さった。


 根っこのステッキをリザードマンの眉間に向けて構え、照準を合わせて叫ぶ。


「メタルショーット!」


 見事、リザードマンの鼻のあたりに命中した。


 ステッキをモーニングスターに持ち替えて、鉄球ボコ殴りでダンジョンに還した。

 アイテムは落とさなかったが、宝箱を出した。

 中にはHPポーションが入っていた。

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