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アーマーアント討伐パーティ

「やりましょう」 と答えて、私はアーマーアントの方に進み、途中にいるスライムをこねくり倒した。


 二人組の彼らはもう少し先のフロッガー(カエルのモンスターも呼び名が定まっていない。フロッガーとかトードとか呼ばれている。私はフロッガーにしよう)を倒してアーマーアントの方に進んだ。


 先に進んだ私が、まずはモーニングスターの鉄球をグルグルまわした。

 アーマーアントは前脚を上げて襲いかかってきた。

 熊みたいにでかい。

 私は後ろに下がりながら鉄球をアーマーアントの頭目掛けて打ちつけた。

 その間に二人がアーマーアントの両サイドにまわり、攻撃を開始する。

 1人は棍棒を、私に話しかけてきた方はダガーのような剣を持っていた。

 アーマーアントは私に向かって泡のようなものをはきかけてくる。


{ありゃりゃ、タゲ取っちゃった… ;´∀`}


 泡を避けて、さらに下がりながら放った 2周目の鉄球もアーマーアントのアゴら辺にヒットする。

 それでアーマーアントが這いつくばった。

(ここで HP が 1 下がった)


 両サイドから二人がボコ殴りにする。

 私は今度は鉄球を縦にまわしてアーマーアントの脳天に打ちつけた。

 次の鉄球が落ちる前に、両サイドからの攻撃でアーマーアントは消えた。

 魔石と一緒に胸当てのような防具がドロップした。


「おおお! ヤッター!」 喜ぶ二人。


「良かったですね」 と、魔石と胸当てを拾って、胸当てを私に話しかけた方に渡した。

「これはいただきますね」 と、魔石を指 3本で持って振って見せる。


「はい、ありがとう」 彼は胸当てを受け取って、もう一人に渡す。

 受け取った彼は胸当てを当ててみて悦に入っていた。


 横からキラーラビットが跳び込んできたので、左手の棍棒ではたいて、鉄球 3発で倒した。


 彼らの方には、でっかい蜂が飛んできた。キラービーだ。


 手に持った胸当てを盾替わりにしながら、二人はキラービーを倒した。

 そっちは私は手伝わなかった。


 キラーラビットは魔石と角を、キラービーは魔石だけを残した。


「では、失礼します」 私は会釈をして彼らと別れた。


「あ、どうも」 と、名前も聞かないうちにアーマーアント討伐パーティは解散した。


 パーティを組めれば、探索が楽になるのは間違いないのだろう。

 しかし、よっぽど気のおけない相手でないと、なかなか上手くはやっていけないだろう。

 こんな風な野良パーティなら、これからも機会があれば組んで行こう。


 パーティメンバー募集掲示板なんてのもある。

 そこでは固定パーティだけではなく、[◯月◯日◯◯ダンジョン◯◯パーティ募集]のような臨時パーティの募集もしている。


 ダンジョンに入る前に自分のレベルと特性をホワイトボードに書いて、ヒッチハイクみたいにしている人もいる。

 私なら差し詰め[レベル 3 モーニングスター使い パーティ拾って〜]といったところか。

[ケア]はまだレベルが低すぎて書けない(^_^;)


 ちなみに、パーティを組むと言っても、特別に何かステータスボードを操作するとか、窓口で登録するとか、そう言うシステム的なことはない。

「組みましょう」「そうしましょう」だけである。


 モンスターを倒したときの経験値的なものはよくわかっていないが、先人達の感覚では、モンスターへの[ラストアタック]説ではなく、モンスターを攻撃した全員への[均等配分]説か、[貢献度配分]説が有力だ。

 後はドロップアイテムをどうするかをちゃんと決めないと揉める元だ。


 二人と別れ、その後、階段を見失わない範囲で、スライム 1匹、フロッガー 1匹、キラーラビット 3匹、グレーウルフ 2匹を倒し、角 1個と牙 2本を手に入れた。

 階段を降りて右の方向の草原の(へり)、森の入口の手前までやってきた。


 ここまでで HPが 1下がった。


 少々腹が減ってきた。

 今の HP は 27 。

 レベルアップのおかげで、まだそんなに切羽詰まった感じがしない。

 わざわざ退場して休憩しなくても、今日はこのままここで探索、討伐し続けてよさそうだ。


 木の後ろや上の方に何かいないか眺める。

 すぐに何かが襲ってきそうな気配はない。

 私はその場に腰を下ろし、買っておいたサンドイッチと水をナップサックから取り出して食べて、飲む。


 うん、落ち着かない。

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