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羊とか 鹿とか

 ソワソワ… ソワソワ…


 せめて HPが 1 回復するくらいは座って休憩しようと思っていたが、やっぱり落ち着かないので早々に立ち上がって探索を始めてしまった。


 森に入るのは、またにしよう。

 今日はとりあえず、階段が見える範囲の草原を周る。


 グレーウルフを 3 匹続けて倒して牙を 1 本手に入れた。

 その先の方に羊と鹿がいる。

 ビッグシープとかレッドディアとか呼ばれている。

 鹿が鬼みたいな顔をしている。(鬼鹿と呼ぼう)

 よく見ると牛もいる。

 ダークブルと呼ばれているモンスターだ。

 さらに、インプみたいなのも飛んでいる。

 いっぺんに来られたらたまらない。


{まずはビッグシープだけ釣りたいな}


 私は何個か貯まっているキラーラビットの角を羊に向かって投げた。

 ちょっと届かなかったが、ビッグシープはこちらに気づき近づいてきた。


{よしよし}


 鉄球をグルグルまわして羊との距離を測る。

 突進してくるタイミングに合わせて、鉄球を打ちつけた。

 3発目が深く入りすぎて鉄球を振りまわす回転が止まってしまった。

 一度左手の棍棒でけん制すると、けん制をものともせずにビッグシープは棍棒に突っ込んできた。

 大ダメージを受けるビッグシープ。

 こちらも HPが 1 下がったが。

 その後、縦回転にした鉄球を 3発入れたら、ビッグシープは吸収されていった。

 後には魔石と羊毛が残った。


{羊毛、でかっ!!}


 とりあえず魔石を拾って、元々ビッグシープがいた辺りに投げた角が落ちてないか探しに行った。


{セコい? ;´∀` これ、セコい? ;´∀`}


 見つけました\(^o^)/ まだ吸収されずに落ちてました。

 そして羊毛… 玄関マットくらいある…

 私はナップサックの中を漁った。


{確か半透明のゴミ袋を何枚か入れたはず…}


 あった、あった。

 私は羊毛をクルクルとまるめてゴミ袋に入れ、ナップサックはもういっぱいなので、出っぱってる棍棒と斧の柄にくくりつけた。


{あぁ、収納の魔法が欲しい ;´∀`}


 まぁ、収納の魔法が使えてもダンジョンの外では出せないから、売りたかったらダンジョンから出る前に出しとかなきゃいけないんだけどね。


 ヨシ、次は鬼鹿を釣ろう…

 と思ったらインプが飛んできた… … …


{ん〜… インプよりちょっとでかいかな… なんか、目玉だなぁ… ビホルダーかな?}


 ビホルダーも呼び方が分かれている。

 [ビホルダー]派と、[ドゲザー]派である。


 鉄球ではたき落として、ベコベコと連打するとあっけなく倒せた。

 全然[ビホルダー]のような難敵ではなかった。

 私はなんか面倒くさそうなので[メダマー]と呼ぶことにする。


 ヨシ、今度こそ鬼鹿だ。

 キラーラビットの角を鬼鹿に向かって投げる。

 今度は鬼鹿の尻に当たった。


 後で拾いにいくくらいなら、その辺に転がっている石ころでも投げればいいとお思いだろうが、この辺石ころが見当たらないのだ。


 角が当たったからなのか、鬼鹿の性質なのか、猛然と突進してくる。

 ビッグシープより角が凶悪だ。

 左手の棍棒で避けながら横に跳び、縦回転で首に鉄球を叩きつけた。

 その後も縦回転で頭部を狙っていたら、鎖が角に絡みついてしまった。

 グングンと持ち手を上下させたが、向こうの方が力が強い。


{ここで力尽くで倒せたら、もっと闘いやすくなるんだろうなぁ…}

 でも、なんか目指すスタイルと違う。


 このままモーニングスターを持っていると振り回されそうなので、一旦手放して腰の棍棒を抜いて鬼鹿の鼻先を突いた。

 横に回り込んで首を狙う。

 回り込んで首、回り込んで首…


 倒すまでに HPが 2下がって、MPが 1上がった。


 鬼鹿は魔石と首と角に絡まっていたモーニングスターを残して消えた。


{クビ〜!?! 肉でも革でも、角でもなくて、、、 クビ〜?!}


 狩猟が趣味の人の別荘とかの壁に飾ってあるような剥製の首がドロップした。


 気を確かに持って、まずは魔石とモーニングスターを回収して…

 首のことはちょっと間忘れて、投げたキラーラビットの角を探す。

 落ちていた\(^o^)/ 

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