急遽共闘! 階段前の邪魔な奴
カプセルホテルに戻り、晩飯を食べて、風呂入って、休憩スペースで 2層の地図を清書し直した。
その後、妻に[明日の夜発のバスで一度帰ります(*´ω`*)]とラインした。
5日間ダンジョンに入ってみて、なんとなくやっていけそうな気がした。
その辺を、一度帰ってちゃんと話しておこうと思う。
翌日、カプセルホテルをチェックアウトして、ロッカーから出した荷物はダンジョンの管理施設のコインロッカーに入れてから入場しようと思っていたのだが、カプセルホテルのすぐ向かいにあるトランクルームの様子を見てみたかったので、そちら併設されているコインロッカーに入れることにした。
コインロッカーと言っているが、コインを入れてカギをまわして抜くタイプではなく、これもダンジョンパスのダンジョンペイに対応している。
24時間制で、時間をまたぐと追加課金される。
トランクルームは年間契約で寝泊まりは禁止されている。
すぐに売らないドロップアイテムを保管するために借りている人が多くて、空き待ち状態なのだとか。
きいてみると、規模を拡大し、今は月極契約もあり、サイズのバリエーションも増やして、それでも盛況だそうだ。
私はここをホームにするつもりではないので、月極があるのは嬉しい。
さぁ、6日目の探索に入ろう。
名前:金田 隆司
階位:3
体力:34
魔力:0
分配:0
攻撃:11
防御:12
知力:15
敏捷:12
技巧:15
ケア
HPが 34からだ。
{あっ、MPの上限も上がってるかも…
今日は一日魔法は使わずに、MPを回復させてみようかな}
最短距離で HP -2 で 2層に降りる。
{左右の奥の宝箱はどうしよう… 取りに行こう!}
左奥に着くまでに HPが 1減ったが、MPが 1増えた。
宝箱は煙を出して、薬草を手に入れた。
右奥に着くまでに HP -2(マミーもいた)。
宝箱は、これまた煙を出して、ニセ薬草を手に入れた。
真ん中のオールスターを倒して、ゴブリンが棍棒をドロップした。
3層に降りる階段の前では別の探索者がオークと戦闘中だった。
どうもここの階段の前はオークのリポップ場所のようだ。
「すみません、よかったら加勢してもらえませんか?」 オークと闘っていた探索者が声をかけてくる」
「あ、はい」 私は背後からオークの後頭部にモーニングスターの鉄球を連打した。
オークのヘイトが先に闘っていた探索者に向けられていたので、私は無防備なオークを後ろから殴り続け、ほどなくオークは魔石と斧を残してダンジョンに消えた。
二人組の探索者が多いのがよくわかった。
強い敵と闘うときに片方がタゲ取りしていると、明らかに安全で闘いやすい。
「私、参戦しちゃってよかったんですか?」 と、私が尋ねると…
「ええ、こいつ倒すの時間かかるんで、面倒くさいんですよね。下に降りたいだけなのに」 と、その探索者。
「これ、どうしましょう?」 と、私はドロップした魔石と斧を指差す。
「俺、こっちもらいます。斧の方どうぞ。売ったらおんなじくらいかそちらの方が少し高いくらいでしょう」 と、その探索者は魔石を拾った。
「はあ… ではこちらいただきます」 と私は斧を拾った。
斧は戦闘用の特殊な形状のものではなく(モーニングスターでもなく ^_^;)、ごく普通の斧だった。
{重い方を押し付けられたかも…}
2人で階段を降りて 3層へ。
その場で「ではでは」と別れた。
彼は普段着にリュック姿で、武器はシミターのような剣を持っていた。
おそらく、まだそんなにレベルの高くない探索者だろう。
{あの剣はスケルトンのドロップアイテムかな?}
あの形状のものはいらないが、もっとオーソドックスな剣なら欲しい。
たまたま売店に私が欲しかった細目で長い棍棒も売っていたし、無茶苦茶使い勝手のいいモーニングスターも手に入ったし、わざわざ 2層でスケルトン狩りをしようとは思わないが…
本当は刀がいいが、刀はなかなか手に入らないだろう。




