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大陸側では
「大衆向けの情報」
は穴だらけのものになっている。
「乗っ取り侵略による経済植民地化工作は実は身近だ」
という事実を大衆が極力認識しないように
「乗っ取り侵略による経済植民地化」
という概念自体が大衆用歴史教育において削除されているのも、そうした情報規制の一つだ。
「乗っ取り侵略を警戒せよ。異邦人を警戒せよ」
と真実を教えると…
大衆が暴走して外国人を次々と殺して回る事態になりかねない。
「戦争の先端を開かないように」
人心統制するために
「大衆が外国人に警戒心を持たずとも国益も国民の生活レベルも守られる」
と刷り込み
「国家権力が責任を持って敵国人への警戒・抑圧を行う」
というのが、昔からの暗黙の了解だ。
グレイス王国最南端の港町スティークスの対岸にある国、フィリジア国。
そこでは、かつて革命が起き、王族・貴族が暴徒化した民衆の手にかかり次々処刑された。
「何故そうなったのか?」
を客観的に述べるなら…
「当時のフィリジア王国の王族貴族が異邦権力を排除せずにいた」
「おかげでフィリジア王国民は国内権力からも外国権力からも搾取されて暮らしが成り立たなくなった」
からだと言える。
王族・貴族のような
「平民の稼ぎを啜る寄生虫」
の存在が許容されるのは
「他国からの侵略・搾取を退けて、国民へ降りかかる搾取網が自国陣営のもののみである状態を維持し、国民の生活を成り立たせる」
という役目を果たしている場合である。
フィリジア王国の王族・貴族はそうした役目を果たさず
「自国民を搾取する権益を自分達のみならず他国の王族・貴族・豪商にまで認めてしまい、国民を超過搾取でホロコーストしようとした」
のである。
だから彼らは断頭台で首を落とされるなり、暴徒から文字通り八つ裂きにされるなりして虐殺されたのである。
そして、その後、フィリジア王国改めフィリジア国となった彼の国に
「平和が訪れたのか?」
と言えば、決してそうではない。
他国に逃げ延びた恥知らずの貴族達は
「国民が国家権力に叛逆した!」
「国家権力というものの権威を見せつけるべきだ!」
「国民どもを黙らせるために他国の国家権力を頼ろう!」
「自国の国民どもを虐殺してもらおう!」
という売国思想を掲げた。
国というのは民あってのものなのだが…
上流層の義務を理解できない売国貴族は
「権力vs大衆」
という脳内妄想に浸って、他国に自国へと攻め込ませて侵略を幇助した。
結果ーー
その後も血で血を洗う戦いが続いた。
結局のところ
「乗っ取り侵略による経済植民地化という現象を勘定に入れて物を見る」
という
「知識人に必須の知性」
を国の上流層である王族・貴族が持っていない場合もあるという事だ。
「外敵を警戒し、その活動を牽制・抑圧する」
という権力が果たすべき外敵排除作用。
それを権力者側が放棄してしまうと、国民が超過搾取でホロコーストされる道へと国の命運が傾いてしまう。
売国奴は何故かその罪を自覚も反省もしない。
無自覚侵略兵も何故かその罪を自覚も反省もしない。
そんな悲劇がフィリジア王国において、かつて血みどろの大惨事を生み出したのである。
しかし大陸側の国々では、こうした
「乗っ取り侵略による経済植民地化」
の罪に関して声高に言及する者はいない。
それこそ陸続きで他国と接しているが故に国境では混血化も進んでいる。
どこに敵が潜んでいるか分からない社会では
「敵を敵だと名指しする」
事にリスクが伴う事もあり…
「乗っ取り侵略による経済植民地化」
という概念自体、一部の有識者しか認識してきていないというのが現状らしい。
グレイス王国の場合ーー
一応近隣国が海で隔てられているので
「大陸側の内乱や戦争の背後事情を赤裸々に歯に衣着せず言及できる環境」
なのである。
しかしグレイス人全員が、そうした島国ゆえのアドバンテージを活かした知性を備えている訳ではないのが、この国の国民の残念な所でもあり…
エルフのような倒錯亜人の付け込む隙なのである。
大陸側では
「王族・貴族が横暴だったから国民が一斉蜂起して革命を起こしたのだ」
という虚構の歴史が捏造されている。
大衆用に。
この国にしがみついているエルフはそうした虚構史実を信じ込み
「人は皆平等であるべきだ」
「差別はいけない」
「豊かさも幸せも分かち合うべきだ」
だのと綺麗事を謳う嘘吐き達の筆頭である。
そうして
「平等主義」
「反差別」
「人道主義」
を掲げているのだが…
その一方で
吸血鬼を差別し
「狩り」と称して
一方的に多勢で無勢を殺して
血を搾取していくサイコパス…。
それがエルフという鬼畜の正体なのである。
人間達は
「そんな外道なサイコパス集団から狙われる側の気持ちが分からない」
から呑気に連中が宣う
「平等主義」
「反差別」
「人道主義」
などの綺麗事を綺麗に鵜呑みにしてしまうが…
そうした主義の実践で良い思いをするのは
「エルフとエルフに気に入られた人間だけ」
という落とし穴があるのだから、早めに気付くべきだ…。
貧民街の荒んだ暴力…。
そういう社会現状に対して
「改善が必要だ」
と思うからこそ
「教会での炊き出し」
「食糧を受け取る際に聞かされる説法」
が行われているのである。
「民が仕事を得られ暮らしが成り立つだけの給金が得られるように」
という配慮で地元領主が産業を興して民を働かせるのである。
結局のところエルフはそうした地元領主達の努力を理解しようともしない。
所詮エルフは大陸側の森から(オルテガ国の森から)移住してきた移民。
乗っ取り侵略者。
集団で認知の歪みを抱えた集団。
ダブスタ自己肯定論を皆で共有し倒錯している一族。
何故あんな連中を東部人達は普通に受け入れて共に暮らしているのか…
謎だ。
王都グローリアの貧民街で子供達が連れ去られ、『義賊』を自称する反社会勢力が運営する施設で育てられ、泥棒や恐喝・詐欺・強盗殺人の仕方と自己正当化脳内理論を刷り込まれる。
そんな事態の異様さと罪深さを、エルフを受け入れるような人達は理解できないのか…。
味方の筈の人達の心を理解できず、よりにもよって乗っ取り侵略の用意した物の見方を刷り込まれる。
そんな生き方へと子供達が流されるなんて…酷い話だ。
そんな悪が目の前で堂々と行われながら東部の人達は
「生きる方法を与えただけだ」
という主張に納得してしまえるのだろうか…。
そんな風にこの国の国民の心は
「優しげな味方のフリをしたズル賢い敵」
に誑かされ続けるのか…。
私にはーー
真実から目を背けてエルフのような生き物を美化している人間達に対して理解も共感もできない…。




