第35話 ウルフ狩り頑張ります。
ゆっくりと休憩を取ってから、ウルフ狩りを始めた。
広範囲の気配察知を使って、大体のウルフの場所を把握すると、ランランに私が倒れそうになるまで背中に乗せるのは待ってくれるように頼んでおく。
そう頼んでおかないと、なぜ乗ってくれないのかと、「キューン」と鳴きながらつぶらな瞳で見つめてくるのだ。
ランランも「桃子を甘やかし隊」の一員なので最初はつぶらな瞳を向けていたが、私の本気を感じたのか承服してくれたようだ。
ブランに前を走ってもらい、その背後を私が走りながら周囲を警戒していくと、ランランは私の横を走りながら心配そうな瞳を向けてくるが、背中に乗れというような行動は起こしてこない。
いつもながらランランは可愛いのぉ、とニヤニヤしながら走っていると、ブランからもっと真剣にならないと怪我するぞと叱られてしまった。
ブランはだんだんと大人になっているようで、寂しいような頼もしいような抜く雑な気分になりながらも、おとなしく言うことを聞いておく。
「ウルフは3匹だから、見つけたらすぐに桃子が一発入れて倒してくれ!
あとは1匹づつ俺とランランで倒せば良い!」
「了解!ランランも頼むね!」
ウルフに気づかれないように風下に回りながら、ブランと私に身体強化をかけながら近づいていく。
距離が30m辺りでウインドショット1発で眉間に当て1匹を倒し、その後ブランとランランが飛び出し一匹ずつ対峙している。
私は気配察知をしつつ周囲を警戒しておく。
ブランはウルフの牙や爪を避けながら、首を一撃で落とし、ランランはウルフに威嚇を放ち、相手が怯んだところで喉笛に噛みつき息の根を止めた。
倒したウルフはこの場で解体をしないで、私のアイテムボックスに入れておくので、すぐに次の獲物を探すことになる。
こんな事をなん度も繰り返しウルフを30匹ほど倒したところで、私が「もう走れないよ〜………限界だよ〜…………」と泣きついた事で狩りは終了となった。
もう走ることができない私はランランに乗せてもらい、(ランランは嬉しそうに私を乗せて)村に帰ることにした。
村に帰り着くと早速ウルフの解体を始める。
ドラク爺やカリン婆は解体を手伝いたがったが、2人に手伝ってもらうと自分のスキルが上がらないので、二人で頑張って解体をしていく。
討伐部位の牙を取り皮を剥ぎ魔石をとっていくのを30匹分繰り返していく。
全てを解体し終わって、ランランの取り分としてウルフ肉の半分を取り、残りの半分とアイテムを全て私とブランで半分ずつにしていく。
お肉は腐らないように私のアイテムボックスに保管して、少しずつ食べることにする。
私の取り分のウルフの皮を使ってこれから、錬金術の練習をしていこうと思う。
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