第36話 ウルフの皮の事を相談する。
薬草採取した次の日は、朝からポーション作りに励んでいた。
とりあえず300本を作ってしまってから、ウルフの皮で何か錬金できないか試したくて仕方がなかった。
それでもポーション作りの手は抜けないので一本一本が必ず最高級品になるように、魔力を込めるのだった。
お昼までは休みなしに魔力を込め続けて、最高級ポーションを300本作ることができた。
これでいつ行商人が来ても安心だと思い、ちょっと休憩をしていたら、カリン婆にお昼の用意ができたと言われてしまった。
今日も私が用意しようと思っていたのに、ポーション作りに集中しすぎて時間が分からなくなっていたようだ。
食卓に行ってからカリン婆には謝っておく。
「お婆ちゃん手伝わなくてごめんね」
「良いんだよ、お昼を作る前に桃子の様子を覗いたら、もの凄く集中してポーションを作ってたみたいだから邪魔しちゃ悪いと思ってね。
あんなに頑張ってたんだ、ポーションは出来たのかい?」
「出来たよ〜、みんな最高級ポーションになったよ〜」
「そうかい、良かったね〜」
「うん」
昼食の後にウルフの皮を練金したいので、カリン婆に相談することにする。
「お婆ちゃん、昨日取ってきたウルフの皮で何か錬金して観たいんだけど、何か良いのないかなぁ」
「ウルフの皮を使うのかい、そうだねぇ………裁縫でも簡単なのは肩掛け鞄だから、一度やってみたらどうだい?
うまくいったら、空間魔法を使ってアイテムバックにしてみてもいいし。
最初は難しいかもしれないけど、2〜3個作ってみて、上手く行ったのを売ってもいいし、村の人に譲ってもいいしね。
この村で使ってるアイテムバックは全部私が作ったやつだよ。
アイテムボックスより入るのは少ないけど、なかなかアイテムボックスは手に入らないからね〜
桃子の持ってるアイテムボックスは無限収納で時間も止まってるけど、アイテムバックはその時にかける魔力によって入る量が違ってくるから簡単に作るやつなら、作ったカバンの2〜3倍くらいしか入らないね」
「空間魔法はまだ少ししか練習してないから、丁度いいかもしれないね!」
こんな話をしていると、ドラク爺が寂しそうに、こちらを見ている。
「ドラク爺ちゃん、そんな寂しそうな顔しないで………明日からは午前中に体力作りで、爺ちゃんと一緒に運動するから………」
「そうか!桃子は儂を忘れたんじゃなかったんじゃな!………なかなか桃子と一緒にする事がなくて、儂は寂しかったんじゃ〜!」
こんなドラク爺を見てカリン婆やブランは呆れた顔をしていたが、いつものことなので無視して昼食を食べていた。
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