第34話 桃子、ブランに言い負かされる。
次の日の薬草採取はまたブランとランランで出かけた。
私としては今日の採取で作るポーションの販売で、甘露石といろんな食材が揃えば良いと思っているので、薬草採取に力を入れている。
ランランも私の従魔なので、私のために薬草のあるところへ連れて行こうとしてくれる。
ブランは私が早く薬草採取を終えて、魔物の討伐がしたいみたいで自分の分の薬草採取をしながらも、早くしろと私を急かしている。
ランランと協力しながら必要な薬草を採取し終わると、ちょうどお昼になっていたのでご飯を食べようとブランを誘う。
「ブランー、薬草は私が必要なだけ取れたよ〜
お昼ご飯のお弁当食べよ〜」
「わかった〜……すぐ行く〜」
ブランもとった薬草を鞄に入れながら私に近づいてくる。
ブランのお弁当は私がアイテムボックスに入れて持っているからだ。
今日のお弁当はマヨネーズを使ったポテトサラダを挟んだサンドイッチと、ウルフをトンカツに見立てて油で揚げたウルフカツサンドだ。
両方ともブランの大好物なので、チョット多めに作って持ってきているが、またいつものごとくお代わりを要求される。
「あんまり食べ過ぎると、太るよ〜
太り過ぎると動きのキレが鈍るから、気をつけてね〜」
「解ってるけど、サンドイッチが美味すぎるんだよ!
なかなか止められないからな〜………食べ終わって休憩したら、ウルフかブラウンボアか狩ろうぜ?
食べた分を運動して消費すればいいだろ?」
「わかったよ、ウルフの皮で何か練金できるか、練習もしてみたいしね」
今までポーションしか作ったことが無かったし、ウルフの皮で何かを作るときは、大抵カリン婆が裁縫でチャチャッと作っちゃうからな〜
小さな小物から錬金術で作れるか試してみたいんだよね〜
「それじゃあ、桃子が食べ終わって少ししたら、ウルフを狩りに行こう。
この辺りにはウルフの気配はないし、もう少し森の奥に行かないといけなさそうだな」
「食べてすぐ走るとお腹が痛くなるからね〜
今日は最初からランランに乗せてもらおうかな〜」
「桃子も長距離を走れるだけの体力をつけた方がいいぞ。
俺が冒険者ギルドに登録するのにあと2年だからそれまでに、桃子は1人で狩りに行けるようにならないといけないだろう。
俺は街に出るんだから一緖に狩りに行けなくなるからな」
「仕方ないね〜……自分でちゃんと走って体力もつけるよ」
ブランに言い負かされるとは悔しいが、確かに体力をつけないと私が大変だから仕方がないな。
これからは錬金術も体力作りも頑張ることにするよ。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
誤字脱字報告や評価を頂けると嬉しいです。
宜しくお願い致します。




