第24話 行商人が来た。
今日は行商人がやってくる日なので、私は朝からそわそわしながら行商人が来るのを待っていた。
「カリン婆ちゃん、行商人が来るのはどのくらいかなぁ」
「もう少しかかるから、桃子は薬草をポーションに錬金してしまった方が良いんじゃないかい」
「そうね〜、もうちょっと頑張るから行商の人が来たら教えてね〜」
そんな事を言いながら、取ってきた薬草を全て最高級ポーションに変えるつもりで、錬金を始める。
魔力を込めて最高級ポーションを作り続け、ちょうど200本作ったところでブランが家に飛び込んできた。
「桃子!…行商人たちの馬車が見えたぞ〜、もうすぐ村に入ってくるぞ〜」
「教えに来てくれてありがと〜、ブランも行商の人から何か買うの?」
「王都で流行ってるお菓子があったら、買ってみたいんだけど、小遣いの中から買える分だけかな〜」
「そっか〜、じゃあ一緒に行こ〜」
「婆ちゃん、桃子と先に行ってくるな〜」
二人で先に行商人たちが来るのを、村の門の前でまつのだった。
行商人たちが商売をするところまでやって来て、商売の準備をしているのをじっと見つめていると、1人の商人が話しかけてきた。
「お嬢ちゃんは何か買いたいものがあるのかい」
「私は、自分で作ったポーションを売って、売れたお金でお菓子があれば買いたいな〜って思ってるの」
「自分でポーションを作ったのかい?……持ってきて見せてもらえるかな?」
「今持ってるよ、はい」
アイテムボックスに入れている1本をおじさんに渡す。
ポーションを見て、きちんと鑑定しているようだ。
私が作った最高級ポーションは一本いくらになるんだろう、高く売れるといいなぁと思いながら鑑定が終わるのを待っていると、鑑定が終わったようでおじさんがじっくりポーションを見ながら言ってきた。
「このポーションなら銀貨一枚で引き取りだな。最高級ポーションいい出来じゃないか、本当に自分で作ったのか、すごいな〜、どこで修行したんだ?」
「魔法はカリン婆ちゃんに教えてもらって、錬金は独学だよ〜」
「お前さん、カリン様の孫か?」
「孫はブランの方だよ、私は育ててもらってるの」
「そうか〜、二人ともドラク様とカリン様の関係者か。おっちゃんはマイルっていうんだよろしくな…………ところでポーションはいくつあるんだ。」
「とりあえず300本程あるけどいいですか?」
「大丈夫だよ。じゃあ銀貨300枚ね」
アイテムボックスから最高級ポーションを300本取り出してマイルに渡し、銀貨をを受け取った。
銀貨を手に入れたので、そのままお買い物をしようと思ったので、マイルが商品を並べるのを待った。
ここまで読んでいただきありがとうございます。




