第19話 気配察知をやってみよう
翌日
朝も早くからブランがやって来てドラク爺に纏わり付いていた。
「早く教えてくれよぅ」
「まあ、待て。落ち着いてお茶でも飲んで落ち着いてからじゃ。緑茶は飲めるじゃろ」
「も………もちろん飲めるさ………」
ブランは嫌々ながら飲んでいたら、落ち着いてきたので2人でドラク爺に気配察知を教えてもらう。
そうはいっても気配察知は最初、瞑想して心を落ち着けて、周りの気配を感じることだった。
私はだんだんと、目を瞑っていても人の気配を感じれるようになってきた。
家の中にいる私以外の、ブランやドラク爺、カリン婆が台所でお片づけをしているのも感じるようになっていた。
その内家の外にいる、お隣のジンの家の前でアイラが洗濯しているのも感じるようになっていた。
「アイラおばさん洗濯してる。ブランはお手伝いしなくて良いの?」
「そうじゃの〜洗濯しとるの〜ブランは感じるか?」
「う〜ん、このうちの中はなんとかわかるような気はするけど、家の外はまだわかんない」
「じゃ、家に帰ってお手伝いを済ませたら、もう一度心を落ち着けて瞑想するんじゃ。
瞑想しながら気配を探るんじゃよ。
そうすれば、この村くらいなら気配察知で村人が何しているのかわかるようになるぞ。
でも、自分の気配察知よりレベルに高い気配遮断を持っている者の気配はわからんぞ。
今日はカリン婆も儂も気配遮断をしとらんから、気配を感じることが出来るが、狩りに出かけたりした時は気配遮断をするときがあるから気をつけるんじゃぞー」
「わかった〜、俺はやるぜ〜」
「頑張ってねぇ」
私も、カリン婆のお片づけを手伝ってから、もう一度気配察知をやってみた。
そのうち、ブランがアイラのお手伝いを、やっているのを感じるようになり、範囲を徐々に広げていった。
村全てを気配察知を使って、感じるようになる頃にはお昼になっていた。
「今日はこれまでにして、お昼にしようか。今日は桃子に作り方を教えてもらったマヨネーズを使った、卵サンドだよ。桃子好きだろ〜」
ゆで卵をたっぷりのマヨネーズであえて、白パンで挟んだ卵サンドだ。
「私、これ大好き、カリン婆ちゃんありがとうです。ドラク爺ちゃんも呼んで来るね」
さっきまで私は一人で気配察知の練習をしていたので、ドラク爺は作業場でまた何かを作っていたから、呼びに行くとドラク爺はランランと遊んでいた。
「さっき気配察知で確認した時は何か作ってたのに、今はランランと遊んでたんだね〜、ごはんできたよ〜」
「そうか〜今日のお昼はなんじゃろな〜」
「今日は卵サンドだよ〜きっとおいしいよ〜」
「楽しみじゃな〜」
「ランランにもチョットあげるから、一緒に食べよう」
今日は三人と一匹で美味しいお昼をいただきました。
読んで頂き、ありがとうございます。
感想や評価をお待ちしております。
宜しくお願い致します。




