↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ポーションで頑張ります。  作者: 白百合・N
異世界での新生活
15/40

第11話 ブランとの魔法の練習

 いつの間にかブランが来ていたようで、ブランはカリン婆にまとわりついて、早く魔法を教えてくれと言っているのを、ボンヤリとみていた。

 カリン婆は私と一緒にねと言って、私を起こしておいでっと言ったとたん、ブランが私に突進してきた。

 ベットの上に寝かせられていた私の上にどんと飛び乗り「おーきーろー」とワンピースの胸元をグイグイ締め上げてきた。


「ぐえぇ」


 あまりに苦しかったので、ついついブランの急所を蹴り上げ、ベットから叩き落とした。


「ギャ!!!……………何すんだよ!!!………痛いじゃないか!」


 涙目になりながらブランが文句を言ったが、


「女の子の寝込みを襲うのは、いけない事でしゅよ!」


「なんだとー、父ちゃんを起こす時は、いつものこうやってんだよ!」


「女の子を起こす時はあんなことしちゃダメでしゅ、お父さんとは違うんだから。

 お母さんに同じことやった事あるでしゅか?

 もしやったらお母さんにお尻ペンペンされるでしゅよ。

 女の子にはもっとデリケートにしないと、将来結婚できないんだから!!」


 パンパンパンと手を叩いてカリン婆が間に入って来た。


「はい、桃子の勝ち〜。…………ハ〜……ブラン、婆ちゃんもあんな起こし方されたら、お尻ペンペンだよ」


「ウー………分かった。桃子ごめん」


「謝ってくれたからもういいでしゅよ」


「それじゃ、魔法の練習をしようか。桃子リュックを背負ってこっちにおいで。ほら、ブランもおいで」


 カリン婆に付いて行くと、リビングに水を張った桶が置いてあり、その中に布が何枚か入れてあった。

 桶の中の布を一枚、カリン婆が絞りながら取り出し、良く見ておくように言う。


 見ているとカリン婆の魔力が動くのがわかった瞬間、布が綺麗に乾いてしまった。


「おー、乾いたでしゅ。私もしたいでしゅ。どうするんでしゅか?」


「そうね〜乾け〜乾け〜って念じて見てごらん」


 言いながら濡れた布を渡してくれた。


「ほら、ブランもやってごらん」


 ブランにも布を渡している。

 カリン婆に言われたように、乾け〜乾け〜と布を見ながら念じていると、さっきのカリン婆のように魔力が動いて布が乾いていく。


「カリン婆ちゃん、できたでしゅ」


「何ー!もう出来たのかー!、くそう俺はまだできないのに〜」


「えへへ〜、頑張ってねぇ」


「ウー……………乾け〜乾け〜………………乾け〜乾け〜……………………………」


 カリン婆がブランに近づき、肩を叩きながら


「落ち着いて、自分の魔力を感じてごらん。

 婆ちゃんが魔法を使った時の、魔力の動きを覚えているかい?それと同じように魔力をうごかすんだよ。

 もう一度頑張ってやってみな」


「うん……………乾け〜乾け〜………」


 あ………出来る

 そう思った瞬間にブランの持っている布が乾いた。


「やった〜、出来た〜!!!」


「二人ともよく出来ました」


 二人して婆ちゃんに頭を撫でてもらった。



読んでいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。