第10話 お家探検
出来上がった物を一つ一つ鑑定で確認すると、確かにポーションだった。
しかし薬草と水だけで、何故瓶に入ってしかもラベルが貼ってあるんだろう。
錬金術って便利なんだなぁと感心してしまった。
「カリン婆ちゃんポーションが出来たでしゅ」
「一発で出来たんだねぇすごいよ桃子〜よく出来ました」
「凄いな〜桃子〜儂に一本くれるか?記念に持っておくんじゃ〜」
カリン婆もドラク爺も喜んでくれた。
「桃子、今日はブランが来るまで錬金術はダメだよ。
桃子は今、聖獣の卵に魔力を供給しているからね、あまりバンバン魔力を使いすぎると、魔力切れで倒れちゃうからね、気をつけるんだよ。
ブランが来てからも教えた魔法も試すのも少しだけにするんだよ、出来なかったとしてもムキになって何度もするとやっぱり魔力切れを起こすからね」
「わかったでしゅ、今日はクリーナーも出来たし、ポーションも出来たから、次の魔法は出来なくても我慢するでしゅ」
「いい子じゃ」
ドラク爺が頭をワシャワシャさせながら褒めてくれた。
ブランが来るまで暇なので家の中を探検することにする。
「カリン婆ちゃん、家の中を探検していいでしゅか?」
「良いけど台所や爺の作業場の刃物は触っちゃだめだよ。
「はーい」
元気よく返事をして、探検を開始する。
まずはキッチンから、大きな竃がありそれに合う大きな鍋が火にかけられておりお肉を煮込んでいるような匂いがする。中を覗こうかとも思ったが、火が危なそうなので止めておいた。
竃から少し離れたところに大きな箱があり、箱の四隅に宝石のような物があり、よく見ると魔石のようだった。
中を覗くとお肉や卵、新鮮なお野菜が入ってあった。
冷蔵庫のように見えるが、中は別に冷たいとかでもないので、何かの魔法がかかっているようで、新鮮さを保っているようだ。
キッチンの隣には小さな部屋があり、そこは倉庫になっていた。
そこに先ほど持ってきてくれた薬草や、いろんな採取したものが置いてあった。
置いてあるものを無意識に鑑定していたようで、毒消し草や、体力葱、魔力草、等いろいろあった。
動物や魔物の牙や毛皮、などもあった。
見ていると怖いものや気持ち悪い物もあったので、そっと倉庫から出ることにする。
次はドラク爺の作業場に入ってみる。
木工所のように木の良い香りがする所でドラク爺が、スイスの山小屋に住むお祖父さんの様に木の細工をしていた。
その様子を椅子に座って、(座るときにリュックが邪魔になったので抱っこするような姿勢で)見学していたら、いつの間にか寝てしまっていたようだ。
本当に眠気に勝てない体になったようだ。
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