第8話 朝の出来事
その後、ブランの父親のジンもやって来てたので、初めましての挨拶をしておいた。
ジンは私を見てドラク爺やカリン婆の様に目尻を下げながら、女の子は可愛くていいなぁと、アイラさんに女の子が欲しいと言っていた。(頑張ってください)
親子揃ってやっぱり可愛いのがお好きなようだ。
その様子を見て、ブランは拗ねていたようだが、悔しかったらリボンをつけると良いとアドバイスをすると、そんなの出来るかー!!と憤慨していた。
揶揄いがいのあるやつだ
ジンはドラクにそっくりで眉が太く男臭い顔をしている。
カリン婆のDNAはどこに行ったんだ。(カリン婆が嘆くのもなんとなく解る、可愛いものが全く似合わん)
その上ブランもジンにそっくりなので、まだ可愛いうちにリボンを付けたがったカリン婆の気持ちもわかるが、ブランはもうリボンはNGのようだ。
私的には和やかな食事を皆んなで済ませ、その後カリン婆とアイラの2人に寄ってたかって、かわいいワンピースを幾つも着せ替えさせられ、立ったまま眠ってしまうまでファッションショーを続けさせられた。
横で見ていたブランには同情されるような目で見られていた。
ブラン親子は夜私が眠ってしまった後帰ったようだ。
翌日眼が覚めると、ドラク爺が今日は朝から体力作りじゃーと言っていたが、カリン婆にどんな運動をするのか確認されて、馬鹿たれと怒られていた。
しかたがないので、一人でリビングの毛皮の上でヨガなどやってみた。
まだ3歳なので下を向いた時に頭から転けないように気をつけた。
バランスを取るのがなかなか難しい。
30分程ヨガを転ばないように一心不乱でやっていたら、隣でカリン婆も同じようにヨガをやっていた。
一汗かいたので、シャワーを浴びたいと思っていたら、カリン婆が魔法を使って綺麗にしてくれた。
「今のが生活魔法のクリーナーだよ。自分や人にかければ服や身体が綺麗になるんだ。覚えておけばどこにいても清潔を保てる。清潔にしておけば、病気になり難くなるからね」
「ブランはもうクリーナーは使えるでしゅか?」
「使えるはずだよ」
「じゃあ、すぐ教えてくだしゃい!」
負けず嫌いが出てきて瞳をゴーゴー燃やしながら、カリン婆にお願いをした。
カリン婆は笑いながら、朝ごはんを食べたら教えてくれると約束してくれた。
私たち2人がヨガをしている間、仲間外れになったドラク爺は、外で薪割りをしていたので、私が外まで朝ご飯ができたことを知らせに行った。
薪割りをやっている様子を見ていると、スパンスパンと目が回るような早さで割っている。
見惚れていると、薪割りを済ませたドラク爺が気がついて、桃子もやってみるかと言われて斧を渡されそうになったけど、それを見ていたカリン婆にまた叱られていた。
ドラク爺はまだ3歳児の女の子の扱いが、解らないようだ。
私の方が気をつけねば、怪我をしてポーションを使う前に死んでしまいそうだ。
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