第7話 お願いしましゅ
しばらく経ってもブランは、目を覚まさなかった。
怪我とか脳に異常がないか心配したが、ドラク爺が綺麗に掌ていが決まっていたから失神したが、倒れる時に頭を打ったりしていないから、心配しなくても大丈夫といっていた。
そう言われても心配なので、ブランの横のクッションに座り、じっと見つめていた。
額を触り「痛いの痛いの飛んでけ〜」とやっていると何かあったかいものが手からブランの額に移動しビックリしていると、ドラクが「今のは回復魔法じゃから心配せんでもええぞ」と言った。
自分の手を見ながら回復魔法が使えるのかと思いながらも、それじゃあポーション作れなくても良かったか?とか、イヤイヤいつ魔力切れでポーションが必要になるかわからないとか、グダグダと考え込んでしまった。
ウンウン悩みながらもいつの間にか眠ってしまった。
さすが3歳児寝る子は育つと言う事でいつでも何処でも眠れるようになったようだ。
なんだか周りが煩くて目が覚めた。
目だけ開いて、周りを見ていると、ブランが綺麗な女の人にこっ酷く叱られているところだった。
ジッと見ているとカリン婆が近づいてきて、ブランを叱っている、女の人をを紹介してくれた。
「桃子、この孫を叱っていたのが私の息子ジンの嫁のアイラだよ。
そして桃子に負けた坊主が孫のブランだ。
そしてアイラにブランこの子は桃子、レティシア様に授かった新しい家族だよ。
仲良くしておくれ」
「初めましてアイラしゃん、桃子ですこれからよろしくお願いしましゅ。それからブランもさっきは乱暴してごめんなしゃい」
ぺこりと頭を下げて挨拶をする。
「初めまして桃子ちゃん、モモちゃんって呼んで良いかしら?女の子っていいわねぇ可愛くって。それからブランのことは気にしなくていいから。まったく座学が嫌いなくせに、派手な魔法にばかりに興味がいっちゃって、困った子だよ」
「そのことね、さっきドラク爺ちゃんと話してたでしゅよ。ブランと一緒に私もカリン婆ちゃんに魔法を教わるでしゅよ。そしたら派手なばっかりのものじゃなくて、生活に必要なものや人の役に立つ魔法を覚えられるでしゅ」
「なに勝手に決めてんだよ!偉そうに指図すんなよー」
「でもこれならカリン婆ちゃんに、魔法を教えてもらえるよ?教えて貰えなくていいの?私は教えてもらうけど………」
「お前だけずるいぞ!!!俺も教えてもらう!!!」
「じゃあ決まりでしゅね。カリン婆ちゃん生活魔法を教えてくだしゃい」
「生活魔法ね…くくく……わかったよ教えてあげようかね」
「宜しくお願いしましゅ」
「ほら!あんたもちゃんと婆ちゃんに挨拶しなさい」
アイリにペチリと頭を叩かれ叱られる。
「婆ちゃんよろしくな!!!」
偉そうだが、しっかり頭を下げていた。
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