96話 アリス
96話 アリス
お姉ちゃんが話しかけられて振り返ると、そこにはエレンとフィルが立っていた…
「えっと?エレン・グランさんと、フィル・ホークさんだよね、なんでしょうか?」
(オォ、さすが!もうクラスメイトの名前を覚えたんだ?)
フィルとエレンも驚いた表情で…
「もう名前をありがとうございます、私はフィルとお呼び下さい……」
「私もエレンでお願いします……」
お姉ちゃんは微笑んで…
「あ、はい!で、フィルさんとエレンさんは何か用ですか?」
「実は私達下級貴族は派閥争いに参加したくないのですが、向こうからどっちにつくのか選べと要求されまして、出来ればルナ様やアリス様の派閥に入れて欲しくてこうして来ました……」
お姉ちゃんは焦った表情で手を左右に振り……
「は、派閥?私達は派閥なんて作らないよ!うーん友達なら良いよ!」
お姉ちゃんの答えにエレンが嬉しそうに…
「本当ですか!あのクラエス家と友達になれるなんて光栄です、私の実家は商家でして最近貴族の位を買ったんです、多分相当厳しい学校生活になると思っていたのですが、アリス様とルナ様と友達になって貰えれば助かります……」
フィルはお姉ちゃんと握手をして…
「私の実家は貴族なのですが、周りの貴族に嫌われていまして、私も友達は諦めていたんです、よろしくお願いします……」
お姉ちゃんはフィルと握手していろんな話をしながら食堂の方にむかう……
お姉ちゃんは彼女達と食事をしながら話をする…
お姉ちゃんは初めて知った事だろうが、クラエス家がこんなに恐れられている理由だ
理由は2年前のカフ王国との戦争だった……
あの時、我がクラエス家はたった2000の兵で、8000の兵を全滅させたのだ……
まあ、正確には私とルカで殲滅したのだが……
まあ、帝国が少ない戦力しかなかったのはクラエス家をよく思わない勢力の嫌がらせだったらしいが、正直それで助かった、他の戦力があれば隠蔽に面倒だし……お陰でカフ王国を全滅させる事が出来た……
こんだけ力を見せれば確かに怖がれるのも仕方ない…当時のカフ王国は騎馬隊が強く恐れられていた…それをいとも簡単に全滅させたのだ……
エレンはお姉ちゃんを楽しませる為に話しは面白しろ可笑しく話をする……商家の家だけあっていろんな家の裏事情を知っていて…それを面白おかしく話すのだ、お姉ちゃんと私は笑ってしまった…
フィルは貴族の鏡と言われている貴族の家だ…その為実家は貧乏で酷い食生活をしていた事をお姉ちゃんに教える…今は援助してくれる家があるので安心だと言って私に頭を下げる……
お姉ちゃんはフィルの演技に気づく、お姉ちゃんは私がフィルを助けたと思い、嬉しそうにしていた…
(おぉ、フィルなかなかやるね!お姉ちゃんの私の株が爆上がりじゃん!!フィルには後でご褒美をあげないといけないかも?)
食事が終わると寮に帰る、フィルとエレンも白百合の寮だ、そうなるように配置したのだ!お姉ちゃんは前世の世界みたいに一緒に帰ろうと提案するのでお姉ちゃん止める……
「お姉ちゃん、皆んな馬車だから無理だよ…」
「あ、そうだね、皆んなゴメンね変な事を言って…」
私はフィルとエレンに謝る、エレンが手を左右に振りながら…
「いえいえ、気になさらず、むしろそう言って誘ってくれただけでも嬉しいですよ…」
フィルがお姉ちゃんを慰める……
「そうですよ、ルナ様にそう言って貰えるだけでも嬉しいのですから、そ、それに私達は友達なのでしょう?」
フィルが顔を赤くして言う、お姉ちゃんは嬉しくなって…
「うん、そうだよね!友達だからね、ふふっ、」
お姉ちゃんとフィルやエレンは笑いあい、また明日会う約束をして各馬車に乗り寮にむかう、馬車の中でお姉ちゃんと話をする……
「友達ができたよ!嬉しいな!」
お姉ちゃんは凄い笑顔で言う……
「私的にはお姉ちゃんを独占したかったから、残念な感じですが…」
私は本音で言う、正直に言えば学校に行く事も友達を作る事も気に入らないのだ!お姉ちゃんは馬車の中で私の隣に座りなおし、手を繋ぐ、お姉ちゃんは私ににキスをする…
「もう!そんな事言わないでよ!この世界に来て初めての学校、しかも友達だよ、私はアリスを愛しているし、アリスに寂しい思いはさせないから、ね?」
お姉ちゃんは私の頬を撫でる……
(お姉ちゃん、参ったなそう言われると、あんまり強く出れなくなっちゃうよ?仕方ないな…)
私はお姉ちゃんにキスをする、寮に着くまで少しイチャイチャする、寮の部屋に着いたら、私とお姉ちゃんはクラエス家に転移する…
クラエス家ではルカとサリーとアウルとコニーが待っていた…
お姉ちゃんは学校であった事を報告する、皆が友達が出来て良かったと言ってくれた…
お姉ちゃんは夕方までコニーに甘えに行く…
(まあ、たまにはいいか!お姉ちゃんもコニーに甘える時間も必要か?)
お姉ちゃんの部屋に様子を見に行くとお姉ちゃんはコニーに膝枕をされながら寝ていた……
私はお姉ちゃんの頭を撫でながら……
「可愛いな!もう、仕方ないんだから…」




