表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
94/119

94話 アリス

94話 アリス



式典は和やかに進む、私達の担任の先生が紹介されて、最後に校長先生も私達に紹介された……


いま紹介された先生達は皆ユエルの人形になっている…


私達が事前に調べて学校関連を上手くスムーズに進める為にユエルにやらせた事だ…


式典は無事終了して、解散となり私とお姉ちゃんがルカとサリーに会いに行く…


「お父様、サリー母さん、ありがとうございます!わざわざ来ていただいて嬉しいです!」


お姉ちゃんが2人に頭を下げる…


「うむ、これからいろいろ大変だと思うが頑張るんだぞ…」


「はい!」


「ルナ様あんまりヤンチャは行けませんよ?」


流石にサリーもお姉ちゃんに釘をさす、お姉ちゃんはやり過ぎる事がしばしばあるからだ、お姉ちゃんは苦笑しながら頷く…


「わかってます、サリー母さんもありがとうございます…」


サリーはお姉ちゃんの頭を撫でる……


(なんかこれ見てるだけで2人は本当の親子みたいだね?)


「じゃあ行って来ます!」


私とアリスが頭を下げてそのまま教室に向かった

私とお姉ちゃんは教室に入る、そこは60名近くが入るデカイ教室だった私達は適当に座る


周りを良く見ると人が4つのグループに分かれていた…1つ目のグループは貴族の位が低いフィルやエレンなどのグループだった


もう一つのグループは公爵家ソール家のご令嬢シャナ嬢だ


それから同じ公爵家のラース家のエリカ嬢


それとこの国の王子、ルッツ王子とその取り巻き


私はお姉ちゃんに耳元で小声で教える…


お姉ちゃんは凄く嫌そうな顔をする…


ここは帝国のどの勢力がどの位のパワーを持っているかの縮図みたいなものだ、この学校のどの勢力が強くて次の後継者がどの位出来るのかそれを見定める為の学校なのだ…なのでどこの勢力もマウント取ろうと必死だ、まあ、フィル達の勢力は関係ないが……


ルッツ王子と取り巻き以外皆んな仲が悪そうだ


そこに先生が入って来て、自己紹介をするように言ってきた


下の席から順番に自己紹介して他の生徒達が拍手して自己紹介した人が席に戻る、その繰り返しで私とお姉ちゃんの番になり自己紹介する


「私の名前はルナ・クラエスです!魔法や剣などは苦手です、勉強は得意です、よろしくお願いします…」


お姉ちゃんはそう言って頭を下げる、周りの生徒がザワザワ騒ぐ……


「おい、やっぱりそうだぜ!」


「へぇ、あの化け物クラエスか?でも魔法や剣が苦手って言ってるぜ?」


「多分冗談だろ?笑わせようとワザと言ってるんだよ?」


(あんなに可愛いお姉ちゃんを化け物扱い!コイツらマジで苦しめて殺してやる…)


私はイラつきながら拍手する、他の人もそれに倣って拍手がする…お姉ちゃんは席に戻る……


私の番になり自己紹介する……


「私の名前はアリス・クラエス、魔法は得意ですよろしく…」


私は頭に来て殺気や魔力を解放する!生徒達は皆脂汗をかき、軽く悲鳴などをあげる…


「うっ、キツイ…」


「ひぃ、辞め…」


(このクソどもが!私のお姉ちゃんを侮辱しやがって…マジで殺すぞ!!)


皆が威圧されてるなか、お姉ちゃんは拍手する!私は冷静になり魔力や殺気を納める、他の皆も拍手する…


「お、おい、大丈夫か?」


「あ、ああ、ヤバイぜあれ!」


「クラエス家、怖ー!」


そうしてお姉ちゃんの元に戻っていく、お姉ちゃんは小声で…


「アリスやり過ぎだよ!皆んな引いてるよ!」


私はまだムカムカしていて……


「いいんだよ、お姉ちゃん!お姉ちゃんの事を化け物呼ばわりしたんだよ?許せないよ!」


私が怒っていると、お姉ちゃんは机の下で私の手を握る…


「ありがとう!でもそんなに気にしないで?私達はクラエス家だから慣れないとね…」


お姉ちゃんは悲しそうに言う……


「でも…つぅ、わかった我慢する…」


(クソ!やっぱり学校なんて行かせなければ良かった…もしくは最初に帝国を落とせば良かったかもしれない!そうすればお姉ちゃんにこんな悲しい思いをさせなくてもよかったかも知れないのに……)


私は少し後悔する、ルッツ王子の番になる……


「私がルッツだ!この国の第1王位継承権を持つ人間であり、将来君達の王になる男だ!意味はわかるな?よろしく頼む!」


そう言って生徒達の拍手され満足げに自分の席に戻る…


(ふん、何が君達の王だ!王なんてなれないよどうせ私達に殺させるんだから…)


私は王子を馬鹿にする!王子は視線をこちらにむける……


(私を見てる?違うな?お姉ちゃんを見てるんだ!あーあ、あれ多分お姉ちゃんに恋をしてるな?確かにお姉ちゃんは美人だしな…)


正直に言えば美人で有名なリリアナと比べてもお姉ちゃんが勝つだろう、お姉ちゃんは絶世の美女なのだ!金髪で腰あたりまであるし、仕草もどこかの令嬢の様な動きをしている、綺麗なドレスを着せればどこかの姫だと言っても誰も疑わないだろう……


(ちょっと注意して見てないと危ないな?あのぐらいの年齢の男なんて発情期の猿だからね…)


私はルッツ王子の警戒度を少し上げた……



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ