78話 アリス
78話 アリス
私とレナとユエルとルカそれに今回はユエルの人形のゼニスとリラが会議室で座って報告をうける……
今回の話し合いの内容は私の国についてだ……
国を主に管理しているゼニスとリラから現在の私の国がどんな状況になっているか報告される……
ゼニスが書類を見ながら報告する…
「まずは商業都市フーラの捕虜やキリヤ人の受け入れの混乱は終わりました、ユエル様が外ではアレフ人の女性を外では暴行しないように命令されたのでそれを法律化して実施しました、その結果最近は家の中での事は分かりませんが外で行われる事は無くなりました……」
私はその報告を聞いて質問する…
「じゃあ家の中では行われてるのね?アレフ人が殺される事はどうなったの?」
今まで虐待されて復讐をしようと考えるキリヤ人は多い、私の国では私が選んだアレフ人以外のアレフ人には人権を与えないつもりだ、なのでアレフ人はキリヤ人に何をされても無罪なのだ、なの
で殺人が頻繁に行われていたはずだ……
リラが私の質問に答える……
「実は商業都市からキリヤ人がそういう事をしているキリヤ人を止めたり、説得していて虐待の数や殺人の数が減っているのです……」
私は予想外の答えにびっくりした…
「えっ!なんで?商業都市のキリヤ人だっていろいろされていた人達でしょう?」
するとユエルが説明する……
「アリス様、実は商業都市のキリヤ人はそんなに酷い虐待を受けてないんです、ご主人様がいい人だった場合むしろ待遇がかなりいいキリヤ人も多いみたいです……」
「へぇ、なんで都市だとそんなに待遇が違うのかしら?」
その疑問にレナが答える……
「恐らくですが、アレフ人にとって都市部は娯楽が多かったからではないでしょうか?私やユエルちゃんのいたような村や町では娯楽がありません、なので自分より弱い者をいたぶる事が娯楽だったんでしょう……」
私は納得してしまった、そうか、都市部なら演劇や大道芸人や酒場などがあるからか!確かに人を拷問して遊ぶなんてあんまりか……
「じゃあ、かなり平穏な統治になっているのね……」
ゼニスが私の質問に答える……
「はい、むしろ前の主人であるアレフ人を自分の奴隷として受け入れて、仲良く暮らしている人も多くいます、まあ、酷い目にあったキリヤ人もいるので最初の頃は殺人などは行われていたのですが、今ではそんな事はほとんど行われていないみたいですね……」
(さすがは温厚な性格が多いキリヤ人だね?私だったら許さないけど、許す人が多いみたいだね…)
ゼニスがさらに報告する…
「それからアリス様から貸して頂いたスケルトン兵1万ですが、カフ王国の土地をかなり開拓しています、スケルトン兵が平原を畑に変えて、ユエル様がレナ様の設計した用水路を、平原一帯に広げて、誰も手をつけなかった土地を次々と開拓しております……」
私はユエルからこの案を言われた時に直ぐに採用した、私の国民は元カフ王国の首都に住まわせていたが、あそこは食料を作る畑が無いなのでいずれ食料問題が発生する可能性があると言われたのだ……
ユエルもゼニスやリラから言われたらしいが、スケルトン兵に鍬を持たせて24時間ひたすら土地を耕す、そしてユエルの疑似人格を入れた人形に種播きや収穫をしてもらって巨大なプランテーションを作ったのだ!農地が広くなってしまったので村を作ったりするのは面倒だからユエルの人形を誰もいない場所に1人派遣する、疑似人格を入れた人形は寂しいとか休みたいなど思わない、なので使いやすいのだ……
しかも、レナがお姉ちゃんの記憶や知識を使って用水路をカフ王国全部を隅々まで行き渡らせて誰も見向きもしない土地を開拓したのだ……
(しかし、改めて思うとレナの用水路は凄いわね…お姉ちゃんの知識ってかなり凄いな……)
そう、お姉ちゃん知識量が半端ないのだ、普通の女性が知ってる知識量じゃあないのだ…
私はこの事を疑問に思いレナに前に聞いてみたら……
「ルナ様の前世はかなり頭が良かったみたいですよ?東大を卒業して一度見た光景や情報は忘れない脳を持っていたそうですから…」
「それって瞬間記憶能力の事?」
「はい、なので軽く覗くだけでもかなりの量が私の頭に流れてくるので…この世界の知識なんて比べ物にならない程ですよ?」
私は納得してしまった、最近レナが頭が良すぎるのだ!裏でいろいろ動いてみたり、私達の思考を先読みしてみたりするのだ……
私はため息を吐く、食料などは目処が付き、後は国の守りだ……
ギルダ帝国と元カフ王国の国境には10メートルの高い壁が作られており、ギルダ帝国からは入れない様になっていた……
この高い壁は私が魔法で建設した物だ、莫大な魔力を消費したが悪くない出来だった……
後もう少しで私達は世界に戦争を本格的に仕掛ける事になる、準備は着々と進んでいる…
だが問題が発生する!お姉ちゃんがやらかしたのだ!
お姉ちゃんが銃を開発した、完全なオーバーテクノロジーだ、こんなの中世には無い!この世界には早すぎる物だった……私達は頭を抱えることになった…




