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77話 アリス

77話 アリス


私達はフィルとティアを連れてエレンの家に転移する、レナはティアを抱っこしているそれを気にしながら、フィルが心配そうに見ていた…


(フィルに対しての嫌がらせか、単にティアを気に入ったかどっちだろう?レナは色んな女の子に手を出してるからね、あんな小さい子もいけるんだろうけど……)


「お待ちしておりました魔王様…」


エレンが頭を下げて待っていた、フィルをエレンの元に移動させて、これからの事を説明する……


「まず私の名前はアリス15歳よ、この子はユエル14歳で、そこでティアを抱っこしているのはレナ16歳全員魔王よ……」


エレンとフィルが2人とも震える……


「貴方達の親はユエルの能力で疑似人格を植え込んだわ、あれはもう貴方達の親ではないわ肉体は親だけど心は単なる人形になっているわ、もうユエルや私の指示に従う人形よ、もう死んでいると思いなさい……」


「お父様、ごめんなさい……」


フィルは軽く泣く、涙目でこちらを見る、私は話の続きをする……


「一応その人の記憶を使って仕事をしろと、ユエルが命令しておいたから普段と変わらない仕事をするはずよ、それから貴方達は私の眷属になったわ感じるでしょう私との繋がりを……」


2人は頷く、私はそれを確認して…


「私はいつでも貴方達を任意で殺せる、その代わり貴方達は不老になり、私の加護に入っているわけ、私は基本的に眷属は大切にする方だから逆らわない限り普段通りの生活をしてもいいし、好きな男が出来たら結婚もいいし子供も作っても良いわ……」


エレンとフィルは驚き…


「不老!?じゃあ私達は15歳のままですか…」


「待って下さい!ティアは、ティアはこのままなのですか……」


フィルは焦りながら聞いてくる…


「不老だけど選べるわ、効果を発動させるさせないは貴方達次第よ、私が説明したらなんとなく分かるようになったでしょう?頭の中にスイッチみたいなイメージをして起動させると不老になるわ、ティアはもう少し歳をとってからの方が良いかもね……」


私がそう言うとフィルは安心したようだ…


「さて、貴方達の仕事は私のお姉ちゃんの親友役のしてもらう事と、お姉ちゃんの危険な事しようとしたら止める事…もちろん本当の親友になっても問題はないわ、取り敢えずお姉ちゃんにあわせてあげる……」


私達はお姉ちゃんの部屋に転移する、お姉ちゃんは人形モードで待機していた……


「この人がお姉ちゃん、ルナ・クラエスよ…ユニオンの果実で私の血の繋がって腹違いの姉で私達が心から敬愛してる存在よ、基本的に誰にでも優しくて後、剣がヤバイほど強いわ、この剣が強いという事とユニオンの果実という事を隠して欲しいの!お姉ちゃんは少し抜けてるから…」


「この人が…私が親友を演じる人か、しかも抜けてるのか……」


エレンがそんな事をボソリと言う、フィルは難しい顔をしながら……


「親友役罪悪感がしますね…ルナさんを騙してる

感じがして……」


私はそれぞれの感想を聞きながら、忠告する…


「あ、それと、お姉ちゃんの体液には気おつけてね…私達キリヤ人にとっては魔王化する美味しいものだけど、アレフ人にとってはヤバイ薬みたいなものだから廃人になっちゃうからね、どんなに美味しそうな匂いがしても我慢する事!多少魔力は上がるみたいだけど、ユニオンの果実には依存性がかなりあるから、廃人にはなりなくないでしょう?」


2人とも唾を飲んで頷く……


「エレンは元の家に帰れば良いけど、フィルとティアは問題だな?家に帰しても人形が1人しかいないし、生活もギリギリだったんでしょう?そうだな、ユエル貴方のとこで面倒を見てくれない?支配層に置いておけば生活は楽でしょう?」


「はい、問題ないかと思います……」


ユエルはそう言いながらティア方をみる、ティアはレナに抱っこされていた……


「あ、あの私達は別に家でも問題ないです、家でも大丈夫ですから……」


「あら、ダメよ!人形の父親を見るなんて辛いだけよ?貴方達の事を何にも思わない人形になったんだもん……」


「人形……私達を何も思わない……」


フィルは現状のドミニクの様子を聞いて、顔を暗くしていく……


「それにただでさえ、まともな食事を食べてないのでしょう?貴方の父親は貴族の鏡と言われていたけど、貴族とは名ばかりの状態で食べるのも苦労するほどとレナから報告が上がってるんだから……」


「な、そこまで調べていたんですか?確かにお父様は領民を大事にするあまり、私達の生活費まで削っていました、でも本当によろしいのですか…」


「もちろんよ!貴方達は私の眷属になったんだから、私が面倒を見るわ!貴方達は仕方なく眷属にしたんじゃないからね……ユエルお願いね…」


「はい、さあ、こちらにレナさんティアさんを下ろして下さい……」


「えー、結構気に入ってたのに……むぅ、ティアちゃんまたね…」


そう言ってティアの頬にキスをして下ろす、ティアはフィルに抱きつく…


「お姉ちゃんー!!」


「ティア…良かった!」


フィルはティアを抱きしめて安堵する、それを見ていたユエルが微笑んで…


「じゃあ転移するよ…」


フィルとティアとユエルが転移する、私はレナの方を見て……


「ふふっ、レナ振られちゃったね?やっぱりあんな小さい子に手を出そうとするからよ……」


「うぅ、酷いです、はぁ、じゃあエレンは私が家に送ります…」


「そう?じゃあお願い……エレンに手を出したら

ダメよ?その子は協力者なんだから……」


「わかってますよ!手を出しませんから安心して下さい……」


そう言うとエレンと一緒に転移する、私はそれを見ながらお姉ちゃんに抱きついて考える……


(これで、お姉ちゃんの学校の準備は整ったな、後はプラリア王国の問題だけか?あぁ、落ち着くな……)


人形お姉ちゃんが私の頭を撫でて背中をさすってくれる、私はまったりする……




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