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76話 アリス

76話 アリス


親を切り捨てる選択をしたエレンを見て、私は笑ってしまった…


「ふ、ふふっ、良いわ!アハハハハ!エレン貴方気に入ったわ貴方の愛する人も使用人も助けてあげる…」


なんでこんなにもおかしいのか、私はすぐに分かった、私は前世で両親を切り捨てる事が出来なかった…いつか、いつか愛してくれるんじゃないかと期待していたのだ、だが、目の前のエレンは自分の為に親を切り捨てたのだ、私には出来なかった事だ…


「本当ですか?使用人達はかなり優秀な者が多いので助かります、これで親がいなくても商売は今まで通りに進められます……」


(考え方が商売人だね、国が軌道に乗ったら商業部門を任せても良いかもね……)


私はエレンを眷属にして、エレンの親を疑似人格を入れた人形にして、使用人達をユエルの人形にした…


「じゃあエレン私は次の候補をスカウトしてくるから、1時間ぐらいしたらまた迎えに来るわよろしくね…」


エレンの家から次の候補に転移する……


次の候補先は中流階級のホーク家の家に来た…

この家は代々騎士の家系だ、レナの話だと父と娘が2人いて候補は長女の女の子だ……


このホーク家は自らの領地が最近飢饉が発生して自らの資金を使って領民を救った貴族の鏡らしい、ただこういう貴族は他の貴族に嫌われる傾向がある、ホーク家もそんな家だ……


レナの案内でホーク家に転移するとこの屋敷にはホーク家の家族しかいないらしい…使用人達は金がなくリストラしたらしい……


私達は屋敷の扉を壊して侵入する……


[バギィ!ガラガラ…]


しばらくしていると少女と中年の男が武装して出て来た……


「貴様ら何者だ!ここがギルダ帝国ホーク家の家だと知って狼藉か!」


私はニヤニヤしながら……


「ええ、知っていますよ?私達は魔王です!実はドミニクさんの娘であるフィルさんに用がありまして……」


「魔王だと!魔王が何故フィルに?フィル知り合いか?」


ドミニクはフィルの方を見る、フィルは全力で否定する……


「い、いいえ、初めて見ます、それにキリヤ人の方は私の知り合いにはいません……」


私は刀を亜空間から出して握る……


「さて、まずは剣で語りましょうか?先手は譲りますよ?」


ホーク家の現当主ドミニクとフィルは私に斬りかかる、私は未来予知でどう来るのかわかるので水が流れる様に躱してドミニクの両腕を手首から斬り落とす……


[ザン!]


「な、早い!ぐぁぁぁーー!」


ドミニクはひざまづき動けなくなる、出血を抑える為に回復魔法を自分に使っていた、それを見たフィルは父親の元に来て私と対峙する、よく見ると震えている私は微笑んで…


「フィルさん、私は貴方をスカウトしに来たんですよ、私はいずれこの国ギルダ帝国を滅ぼすつもりです、その時にアレフ人はほとんど殺すつもりだし、若い女性はキリヤ人の男性の玩具にするつもりなんです、貴方もこのままだと玩具になる運命なんですよ?もちろん貴方の妹さんも……」


私はフィルを脅す、まあ、フィルは貴族なのでそうなる可能性が高いというだけだが……


フィルはビクッと反応する…自分と妹がそんな酷い目に遭っているのを想像してしまったのだろう、効果てきめんみたいだ……


そこにレナが10歳ぐらいの女の子を抱っこしながら2階からやって来る……


(さすがね、こうゆう弱点を攻めるやり方はレナが1番かも、まあ、大半がお姉ちゃんの前世の記憶からだと思うけど……)


「お、お姉ちゃん、助けて…体が動かないの……」


「ティア!なんで隠れていろと言っていたのに……」


レナがニヤニヤしながら体が麻痺しているティアの体を弄りながら……


「ティアちゃんはちゃんと隠れていましたよ?私が隠れ場所を知っていただけですよ?可愛い女の子ですね?こんなに可愛いと男達にメチャクチャにされるんでしょうね……」


そう言いながらレナはティアの耳を舐めたり甘噛みする…


フィルはカタカタ震えて、剣を手放す…


「降参します、なんでもするから妹を助けてください……」


「ふふっ、よく出来ました!貴方に頼みたいのは私の大事な人が今年学校に入学するの、その人の親友役をやって欲しいの、その人が危険な事をしないように監視してヤバくなったら私に報告する事よ、成功報酬は貴方と貴方が選ぶ人達の命と人間らしい生活を保証してあげる……」


「それだけでいいの?分かりました、貴方の指示に従います……」


フィルの言葉にドミニクが驚愕の表情をする…


「フィルが選ぶ人達は誰にする?身近な人だけにしてね?あんまり多いと管理が面倒だから…」


「はい、妹とお父様を、お願いします……」


「フィル!私は魔王に屈したりはしないぞ!フー!フー!」


ドミニクは両手を失って剣を口で咥えて興奮しながら立ち上がる、私はため息をつきながら…


「ねぇ、フィルさすがにコレはどうしようもないかな?ドミニクは諦めて欲しいな?」


私はそう言いながらフィルを見る、フィルは父親を止めようとするが……


「お父様!もうやめて!このままだと私とティアが酷い目に遭うんだよ!お願いだから…きゃ!」


「黙れ!おぐびょうものめ!魔王がぐご!」


ドミニクは口に剣を咥えているので何を喋っているのかわからないが、剣を振るいフィルを軽く斬りつけて私に斬りかかる……


私はため息をついて刀の峰でドミニクの顎を打ち抜く!


[ゴキャ!]


ドミニクは倒れる!フィルはその場に座り込む……


「お、お父様!なんで…力量の差がありすぎて勝てるわけないのに……」


「ユエルお願い…疑似人格を埋め込んで人形にしなさい……」


ユエルが近づいて疑似人格を入れた人形にして回復魔法をかけて治す、私はフィルを眷属にしてティアも眷属にする、2人を連れてエレンの元に転移する……


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