62話 レナ
62話 レナ
私は夜の月明かりを見て気分が高揚していた……
プラリア王国の国境付近の商業都市のフーラの上
空に空を飛んで待機している……
これからこの商業都市フーラをアリス様が攻めるのだ…
(ふふっ、楽しみだな…アレフ人を殺せるなんて……しかも私の能力をフルに使っても良いとアリス様から言われてるし…早く始まらないかな?)
私は腰にある刀を握る……この刀はルナ様から頂いた刀だ……ルナ様の刀と能力はお揃いなのだ……
(多分コレをフルに使えればアリス様も殺せるんだろうけど……魂を人質に取られてるからな……無理か……)
そんな事を考えていると、アリス様が行動を起こした……
アリス様がスケルトン兵達を自分の影から大量に出す………スケルトン兵が商業都市をグルッと囲む……圧巻だ……
(ハハハ!さすがは不死王この数は圧巻だ……多分この能力だけで…アリス様1人で世界中のアレフ人を皆殺しに出来るんじゃないかな……)
商業都市フーラの警備兵達がこちらに気づいたみ
たいだ…鐘がなり慌ただしく兵士達が動く…
[カン!カン!カン!カン!」
「敵襲!敵襲!準備しろ!敵はモンスターだ!」
「敵襲だって!な、なんだ…この数は…」
「はぁ、あり得ないだろ?逃げ道はないのか?」
「都市全体が囲まれている!無理だ…どうすれ
ば…」
私は上空で見ながら……
(慌ててるね……まあ、無理もないか…そう言えばユエルちゃんはどこだろう?緊張してないと良いけど……)
私ユエルちゃんがどうしているのか気になる……あの子は私の合わせ鏡の様な存在だ……あの子も母親を目の前で同じ様に散々犯されて嬲り殺しにあっている…2人とも父親は誰か分からない
唯一違うのは、ユエルちゃん自身が玩具にされて
いないと言う事だ……
話を聞いていると、軽い性的なイタズラは受けていたみたいだが、本格的な事は受けていないらしい……それがあの子との違いだと思う……
(でも、たったそれだけでこうも違って来るのだろうか?私は自分でも分かるほど歪んでいる…でもユエルちゃんは少ししか歪んでいない……それは彼女と接していると分かる……)
取り敢えず私はユエルちゃんが気になり周りを探す……ユエルちゃんは空を飛んで商業都市フーラがアリス様のスケルトン兵が整列をしているのを見ていた……私はユエルちゃんの近くに飛んで行く……
「いやー!人を殺せるよ、ウフフっ!楽しみだね…ユエルちゃんは人形増やさないの?どうせなら有能な人を何人か人形にして、国の統治を任せたら?ルナ様に甘えられる時間が増えるよ?」
私は前々から思っていた事を提案する……
ユエルちゃんは現在アリス様の国を統治している……夜しかルナ様に甘えられないのだ……多分ユエルちゃんもルナ様に甘えたいに決まっているのだ……私の意見にユエルちゃんは目を見開いて驚き……
「す、凄いです……レナさんは天才ですね……そうか…その手がありました……今回は勇者を抑えた後はただ見てるだけにしようとしていましたがそこそこ有能そうな人がいたら人形にしてみます……でも、良いのですか?私がルナ様に近づく事になりますが……」
ユエルちゃんが可愛い事を言う……
「良いの、良いの!ルナ様は皆んなでシェアしないとね……どうせアリス様には勝てないし…だったら楽しまないとね……」
ユエルちゃんは私の答えに少し驚き苦笑する…ルナ様の体液は凄くヤバイのだ…それこそ独占したくなる程にだがそれは出来ない実力差があり過ぎるのだ…多分ユエルちゃんも同じ思いがあるだろう……
私達は苦笑いをしながら商業都市を上から見下ろす……
私達は全身真っ黒な鎧を着て、黒いマントをつけ、仮面をつけている…
アリス様の前にスケルトン達が人間ピラミッドみたいに重なり合ってよく戦場を見回せれる様に高台を作る…
槍にルカさんが奴隷達に作くらせたオリジナルの旗をつけたスケルトン兵達がアリス様の通る道に整列して槍を掲げて道を作る……
アリス様と旗を持ったスケルトン兵達はその高台の階段を登る……スケルトン達の背中を踏みながら登る…
(アリス様…完全な魔王だね……不死王…最強の魔王か…私も欲しかったなあんな能力………)
高台の頂上に着くと…アリス様が指を鳴らすとアリス様の側にいたスケルトン達が椅子になる……
アリス様はその椅子に座る…アリス様は魔法を使う…アリス様の声を都市全体に伝わる様に、拡声器みたいな魔法だ…
「商業都市フーラの諸君!私は不死王だ!これから商業都市フーラを蹂躙する、
君達には恨みはない…だが、魂は私が美味しくい
ただき、肉体はスケルトンの材料にさせて貰う…
抵抗は自由だ、逃げれるものなら逃げて見るがい
い…」
[[ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!]]
スケルトン達が一斉に剣と盾を叩きつけて音を鳴
らす…
(ハハハ!凄い……圧巻だった……10万のスケルトン兵達が一糸乱れず剣と盾をぶつけるのだ……普通の人達ならビビるだろう……)
恐怖のあまり都市の兵士達は少しずつ下がっていく……アリス様が号令をかける!
「ふふっ、かかれ…皆殺しにしろ!」
スケルトン兵達が一斉に動き出す……私はユエルちゃんにこれからの段取りをもう一度説明する…
「もう少ししたら私達の出番かな?取り敢えずスケルトン兵達を勇者は倒しながら逃げたり、住民を逃がそうとする筈だから、そこに私達がむかって勇者を殺す……ユエルちゃんは無理をしない事!もし勇者が強くて余すなら私の到着を待つ事…わかったかな?」
「はい、その時はお願いします……でもなるべく頑張りますから…」
「そう、じゃあ私ちょっと楽しんでくるわ!またね!!」
そう言って私はユエルちゃんと別れて商業都市に降りていく……
虐殺の始まりだった……




