61話 レナ
61話 レナ
私はアリス様にとある商業都市の調査を命じられた……アリス様は隣国プラリア王国を本格的に攻める事にしたのだ。
商業都市の名前は商業都市フーラだ、周りを城壁で囲み軍隊が常に駐留している都市だ。
この商業都市は軍隊が常駐しており、私はちょっと楽しみになっていた……虫で情報収集したところこの都市はキリヤ人を奴隷としているが辺境の村や町に比べると、キリヤ人に対してあんまり酷いことしていないらしい……まあ、女性は性奴隷などはあるが私の様な酷い目に遭っている女性は少ないらしい。
(ここにいるキリヤ人はまだ幸せだな……やっぱり辺境に行けば行くほど、楽しみも無いからそっち方面に行くんだろうか?)
私は虫を使ってかなり詳しく情報収集する……
アリス様にまず調べさせられたのは、人口や軍人の数、そして勇者がいるか……勇者がいるかいないかで攻略難度が変わる。
(アレフ人の勇者か……たっぷり可愛がって殺してあげよう……楽しみだな…)
私はそう思いながら勇者の事を調べる……
アリス様に皆んなの前で情報収集の成果を披露する……メンバーは私とアリス様とユエルちゃんとルカさんとサリーさんがいた。
真ん中のテーブルの上には砂が詰まった箱が置いてあった。
「じゃあレナ報告を……」
アリス様に報告をお願いされる、私は砂に魔力を込めて商業都市をイメージして土魔法を起動させる……
「はい、まずは商業都市フーラの全体模型を作ります……」
目の前の砂が商業都市フーラの模型になる……結構精密な模型だ……どこに何があるのか細かく作られていた。
(私の魔法もなかなか上手くなったね……このぐらいはやれる様にならないとね……)
私は情報収集した情報を棒を持って説明する。
「この都市の人口は約2万です……その内訳はキリヤ人は約5千人、軍人と男が1万人、女、子供が5千人ぐらいだと思います……なので今回の捕虜はキリヤ人と女、子供なので約1万人だと思われます……」
「勇者は何人いるのかしら?正直に言えばもうレナの時のように捕虜にする必要もないから殺すつもりだけど、数が多いなら私や、レナが出ないと勝てないでしょうからね……」
アリス様がそう言うと、ユエルちゃんやルカさんが頷く……私は更に説明する。
「勇者は3人いる事がわかっています……実はプラリア王国の国境付近の村や町を襲っていたので、警戒されているみたいですね…男が2人、女が1人ですね…勇者シリーズの能力はちょっとわかりませんでした……」
私が説明しながら凹む……能力を知りたかったのだが、なかなか知る機会が無かったのだ…彼らはなかなか人前で能力を使わないのだ。
「ふふっ、レナ気にしないで?貴方はよくやっているわ……そうね、スケルトン兵を10万を使い都市を囲み一斉に攻撃させ、混乱させた上に私やレナとユエルで勇者を殺して終了かな?」
「わ、私もですか……ちょっと自信がないです…」
ユエルちゃんがそう答える。
(はぁ、ユエルちゃん可愛いな…ちょっとイタズラしたくなる可愛さだね……)
私はちょっと興奮する。
「ユエル安心して、貴方はとりあえず時間稼ぎをすれば後は求めないわ…私やレナが来るのを待っていればいいの…そのぐらいならできるでしょう?」
「それなら、多分出来ます……頑張ります……」
「そう、ならコレをあげるわ…」
アリス様は亜空間から魔剣を出してユエルちゃんに渡す。
「こ、コレは……ルナ様の刀ですか?う、嬉しいです……」
「本当はお姉ちゃんに紹介して貴方専用の刀を作ってあげたかったけど…ゴメンね今度紹介するから……」
「は、はい……ありがとうございます…」
ユエルちゃんは嬉しそうに頭を下げて刀を受け取る。
アリス様はルカさんの方を見て…
「ルカにはスケルトン兵の指揮をお願いするわ、敵兵も戦略を持って攻めて来るはずよ……被害は最小限でお願いね……」
「はい!お任せ下さい…必ずや商業都市を攻略して見せましょう……」
アリス様はサリーさんを見る…サリーさんは背筋を伸ばす。
「サリーにはこの家を守って貰うわ、お姉ちゃんとアウルとコニーの3人を守りなさい、まあ、貴方が戦う事は無いと思うけどね」
「はい!お任せ下さい……」
サリーさんはアリス様に頭を下げる……そしてルカさんが思い出した様に…
「あっ、そうだアリス様!旗はどうしますか?」
「旗?なんで?旗なんて要らないと思うけど?」
「いえいえ、戦争になるなら旗は必要です…相手の戦意を無くす効果もありますから、是非作るべきです……」
「むっ、そうなんだ……じゃあ、私は不死王だから骸骨とかでいい感じがするけど?」
「おぉ、いいと思います…実はユエル殿に頼んで旗は作って貰っていたのでそれに骸骨を刺繍させておきます……」
ユエルちゃんが頷く…ユエルちゃんが統治している国はもう軌道に乗っていた。
私も何人か奴隷を貰い拷問したり、性的なイタズラをして楽しんでいる……彼らの悲鳴や泣き叫ぶ声は最高なのだ……
「えっ、そうなんだ?生け捕りにしたアレフ人達に作らせたんだ?悪く無いんじゃない……さすがはルカね……」
「は、ありがとうございます……しかし戦争を始める時期がわかっていたならもっと早くやらせていなのですが……」
「仕方ないわ…まさかお姉ちゃんがこんな魔剣を作るなんて思わなかったし……試しに使ってみたくなるじゃん……」
アリス様は自分の魔剣を抜いて見せる……虹色に輝く刀だ……綺麗だ……私も同じではないが…いい刀をルナ様に貰った。
「じゃあ、1週間後にプラリア王国の商業都市フーラを陥落させるわ……準備の方をお願いするわ」
「「はっ!!」」
私達が一斉に返事をする……アリス様とこの世界との戦争が本格的に始まる……




