52話 アリス
52話 アリス
ある日お姉ちゃんが私の誕生日プレゼントとして
ペンダントをくれた…
「誕生日おめでとう、これプレゼントだよ…」
「わっ、ありがとうお姉ちゃん…わぁ、ペンダン
トだ……」
(綺麗……虹色に光ってる……)
「そのペンダントは1度魔力を込めるとその魔力
を切れるまで虹色に光るんだよ…」
(えっ、なにそれ…私聞いてないよ?魔力切れまで
使えるって前世で言えば電池だよね…しかもお姉
ちゃんが刻めば魔剣を自由に誰でも使えるって事
だよね……)
「えっ、お姉ちゃんそれって新しい技術だよね…
私そんな技術知らないよ……」
「うん、私がこの前開発中に見つけた技術だから
ね…多分これの研究が進むと……うん、ヤバイだ
ろうね…まあ、そんな技術がそのペンダントに込
められているとは思われないよね……アハハ
ハ!」
(アハハハハ……じゃないよ!マズイじゃん…)
「そ、そうなんだ……うん、凄いね……マジで凄
いや……」
《ルカ聞こえる?》
《はい?なんでしょうか?》
《お姉ちゃんがマズイ物を作りました…説教をお
願いします……》
《またですか……ルナ様に説教してもあんまり効
果無いですよね…はぁ、わかりました…》
(うん、これでお姉ちゃんの説教確定だね……しか
しお姉ちゃんもヤバイ物作るな…軍事転用簡単に
出来るし……まあ、綺麗だから嬉しいな…)
私はペンダントを見ながらそう思う……
横でレナがお姉ちゃんと出会ったのは誕生日を過
ぎてからだった、なので私の誕生日とお姉ちゃん
の誕生日を合わせて祝ってくれたのだ……姉ちゃ
んにプレゼントを渡す…
(そう言えばレナは何をプレゼントしたんだろう?
変な物あげてないよね?)
そう思い、レナのプレゼントをマジマジと確認す
る……レナのプレゼントは首輪だった……
(嫌な予感しかしない……マジで嫌な予感しかしな
い……)
「ねぇ、レナこれはなんなの?」
お姉ちゃんは首輪を持ちながら頭をひねる……レ
ナは嬉しそうに…顔を赤くして……
「はい!私からのルナ様の誕生日プレゼントは私
自身です……」
「えっ、なにそれ……それとこの首輪がどういう
関係が……」
(この子は……ダメだな…少しはお姉ちゃんに対し
て抑えれば、お姉ちゃんももう少しいい感情を持
つのかもしれないのに……)
私はレナの考える事が読めてしまいそう思った…
「どうぞその首輪を私にはめて下さい…はぁ、は
ぁ、私は今日からルナ様の奴隷、兼、ペットで
す…さあ、さあ、はぁ、はぁ、お願いしま
す……」
私はドン引きだ……
(お姉ちゃん可哀想だな……でも、レナの気持ちを
ないがしろにするのは可哀想な感じがする…お姉
ちゃんは私のだけど、もし、お姉ちゃんがレナを
選ぶのなら……凄く、凄く嫌だけど…)
レナはウルウル涙目で鼻息を荒くして迫ってく
る……
(ないわ…これは無いわ……)
お姉ちゃんは恐怖のあまり涙目になりながら言わ
れた通りににレナに首輪をつけた……
「ありがとうこざいます!ご主人様!何なりとご
命令下さい…性的な事から暴力でも変態的な命令
でも!なんでもします…」
私はドン引きしながら
「お、おめでとうお姉ちゃん……お姉ちゃんのペ
ットなんだから責任を持って世話はちゃんとしな
いとダメだよ……」
お姉ちゃんはショックを受けた表情で…
「あ、アリス…どうしよう?」
「うーん?可愛がればいいんじゃない?」
レナが嬉しそうに跪きお姉ちゃんを見ながら言
う……
「ルナ様何かないですか?そうだ!足でも揉みま
しょうか?なんならそのまま私を踏んでもいいで
すし………うん!いいかも?ルナ様お願いしま
す!ぜひ、ぜひ踏んで下さい……」
(目が、目がヤバイ…ちょっと怖いな……)
「ヒィ、嫌……そ、そうだ……か、肩を揉んでく
れないかな?マッサージをお願いするよ……」
(今お姉ちゃんが恐怖のあまり拒絶しかけたな……
だから少し抑えろといつも言っているのに…)
「おお〜〜わかりました!マッサージですねー!
さあ、ここに寝て下さい!私はマッサージはいろ
んな人からうまいと評判だったんですよ…お任せ
ください……」
(へぇ、レナってマッサージ上手いんだ…今度お願
いしてみようかな?)
私がそう思いながら、お姉ちゃんのマッサージを
受けてる様子を見ていると……
レナはお姉ちゃんのいろんな際どい所マッサージ
してくる……
(あぁ、レナはこれがやりたかったのか……)
私は納得した…さすがにマズイと思ったのか、お
姉ちゃんは起き上がろうとする!
「あっ、ルナ様まだマッサージの途中ですよ!も
う少しじっくりやらせて下さいよ!」
「いいから、ね、お願いもう辞めて……」
お姉ちゃんは逃げようとするとレナはお姉ちゃん
を上から馬乗りになり拘束する……
「いいじゃないですか……ルナ様…気持ちよくし
てあげますから……」
レナはお姉ちゃんにキスをしようとして顔を近づ
けてくる……
「ちょっ!待って!辞めて……」
レナが手加減を忘れて、お姉ちゃんをマジで襲っ
ていた……
(さすがに止めるか……お姉ちゃん可哀想だし…)
[ゴン!]
私の拳骨がレナの頭にヒットする……
「痛!アリス様酷いです……」
「無理矢理はダメよ……反省しなさい……」
「はぁ〜、わかりました…ルナ様次は確実に決め
ますから…」
そう言ってレナはお姉ちゃんから離れる、お姉ち
ゃんは私に抱きつく……
「助かったよ……危なかった……」
(マジで怖かったんだろうな…涙目になってる
よ…)
私はお姉ちゃんの頭を撫でながら……
「なんかあったら私に相談してね、お姉ちゃ
ん…」
「うん、そうするよありがとう、アリス…」
そんな事があった誕生日だった……




