27話 ルナ
27話 ルナ
私とアリスは戦場に来る途中にあった川に転移した、私は疑問に思い
「ここは?何で川に?」
アリスはてへぺろをしながら
「えへへ、家に転移しようとしたら、この格好で部屋に帰るとコニーに怒られるから、ここで返り血を流してから行こうかなって思って」
アリスはそう言いながら川に入る返り血を洗い流す
私はそれを見て苦笑する
(確かに返り血まみれで部屋に帰ると、コニーは怒りそうだね?)
私はアリスに近づいて顔や髪についた返り血を水で洗い流してあげる
「ほら、アリスここにもついてるよ」
「あ、お姉ちゃん、ありがとう、へへ…」
私がアリスの髪についた返り血を洗い流してあげると頭を撫でてる感じになって、アリスが嬉しそうにする
30分ぐらい洗うと返り血は全て洗い落ちた、アリスと私は川から出て、アリスが風魔法を使用してアリスと私を濡れた服を乾かす、しかも温風だ
「アリス、こんなふうに魔法使うんだ?暖かい!凄いねこれだと濡れた髪も乾かすのがラクだね!」
私は感心する、アリスは褒められたのが嬉しかったのか頭を掻きながら
「えへへ、凄いでしょう?この間、開発した魔法なんだよ?単なる風魔法じゃないの火魔法も入れて温風を出す魔法なんだよ!」
確かにこれならすぐに乾かせる、それに気持ちいい!アリスと私はアリスの魔法で体や服を乾かしてアリスが抱きついてきた
「さあ、お姉ちゃん家に帰ろう?家なら落ち着けるよ!」
「うん、ありがとう!私少し疲れたよ」
私がそう言うとアリスが心配そうな顔をして転移する
部屋に戻るとコニーが私の部屋でくつろいでいた、目の前に私達が急に現れたのでびっくりして
「な、な、なんでここにいるんですかーー!今戦場にいるのでは?あれ?大丈夫ですか…ルナ様?」
コニーは私が調子の悪い事を直ぐに気づいてくれた
(有難い事だ、私の母親役をやってくれてる。子供の調子の悪い事を気づけるなんて本当の母親でも難しいのに…)
「コニー悪いけどお風呂の準備をお願いできる?早めに寝たいんだ」
「わ、わかりました!少しお待ち下さい」
コニーはお風呂を入れに行ってくれた、帰ってきたコニーに私に何があったか説明してお風呂にアリスと一緒に入る
私はアリスと湯船に浸かりながら
「アリス、ありがとう!貴方と一緒にお風呂に入って寝るって言う約束があったから、私は今ここにいる多分約束がないと私は、本当にありがとう」
「そうなんだ?よかったよ、約束して正解だったね?お姉ちゃん人を殺したんでしょう?大丈夫?」
私はアリスの言葉にドキッとなり、体が一瞬硬直する
「そ、それは、かなりキツイかな?でも勉強になったよ、私は人殺しはむいてない事がわかったから」
アリスは私に抱きついてくる、私は泣いてしまったアリスは私の背中を撫でながら
「お姉ちゃん、大丈夫だよ!怖かったでしょう?安心して私はお姉ちゃんが落ち着くまで、ここにいるから?ねっ!」
アリスは私が泣き止んで落ち着くまで私を抱きしめてくれた
「ゴメンね、お姉ちゃんなのに…」
「ふふっ、気にしなくてもいいよ、こうやって頼られるのも悪くないもん」
その日はホットミルクを飲んでアリスと一緒にゆっくり寝た
次の日から私は何をしようか考える、今までは剣の訓練だけをしていたが、私は戦争に利用されない様になるべく人を殺さなくてもいい様に力や技術を隠す事にしたのだ、なので訓練を人に見られない様に訓練する事にした
(新しい趣味が必要だな、何かないかな?)
そんな事を考えながら歩いていると、クラエス家の鍛冶場で剣を作っている、鍛治師ゲン爺がいた
クラエス家は辺境伯だ、頻繁に戦争があり武器や防具などを専属の職人が作る、そのため作る場所を屋敷の中に作っているのだ
(そうだ!私も剣を作ってみよう!前世の記憶もあるし近所の鍛治師のおじいちゃんの技術を再現できれば凄い刀なんか出来るかも?この世界の武器は折れやすいしどうせ目指すなら折れない刀なんてどうかな?アリスにあげてもいいし)
「ゲン爺久しぶり!どう調子は?」
「おお、ルナお嬢様、どうなされたのです?こんなとこに…」
「ねぇ、ゲン爺お願いがあるのだけど?私に剣の作りかたを教えてくれない?」
「な、お嬢様、流石にそれは無理です!お父様の許可があれば良いですが、あ、いや、もし許可があっても女は鍛冶場には入れません、そう言うしきたりなんです」
(やっぱり鍛冶場には女が入れないのね、だったら自分で作るか?お父様におねだりしてみよう!剣を辞める代わりに次の趣味を見つけたと言って)
「わかった、じゃあ見学しててもいいかしら?それならいいよね?」
「へぇ、そう言う事なら構いません」
私はその日ゲン爺の剣を作る姿をメモしながら見学する…
その日の夕方、アリスにこれからしようとする事を報告する
「アリス、私ね、鍛治師になって剣を作ろうと思うの、私ね今回の戦闘で魔力に耐えられなくて剣が砕けたの!私は戦争に利用されないためにあまり剣の訓練を人には見せれない、だからねその空いた時間で鍛治師を目指そうかなっと思うんだけど、どう思う?」
「いいんじゃないかな?もし剣が出来たら私にちょうだいお姉ちゃんの剣を使いたいの」
「ふふっ、そうなんだ、いいよ!上手くいったらね」
私はアリスの頭を撫でる




