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私を助けてくれたのは人間嫌いの野狐でした~交差する黒と薄茶の瞳~  作者: 間波 結衣実


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4章 ー04


 ◇


「どう言う状況だよ、あれは」


 外から戻ってきた白拓が透子に抱きついている快を見て呟やく。


「久しぶりの晴天なので、種蒔きすると言っていたのですが……」


 白拓を出迎えた濁が言葉に詰まる。


「ふ~ん、種蒔きなぁ」


 ひらりと縁側から降り、白拓は畑へと足を向ける。


 その後ろを慌てて草鞋を履いた濁が追いかける。


「よぉ」


「っ!」


 後ろから白拓の声がして透子は驚いて振り向いた。


 そして「あー!」と、叫ぶ。


「ちょっと、ちょっと!そこ、畝だから踏まないでよ!」


 透子の大きな声に白拓は両耳を塞いだ。


「お前なぁ……。畝を踏むなって端っこじゃねぇか」


 大して崩れていない畝に舌打ちする。


「白拓は畝作りの大変さを知らないからそんな事言えるんだわ。ちょっと直しなさいよ」


 快を抱き寄せ、透子が眉根を寄せる。


「……その前にどういう状況なのか教えてもらおうか」


「何が?」


 じーっと白拓に見つめられて、漸く気がつく。


「どういうも何も、流れで……」


「ほーぉ?」


 白拓は懐から出した扇子で口元を隠しながら、透子の瞳を覗く。


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