第十三話-【第一幕:売れない剣と、車椅子の少女に向けられる「蔑視」】(挿絵あり)
第十三話:屈辱の銅貨から始まる逆転劇――武器の代わりに「希望」を打つ家族
【時間をアーガスが家を出た当初に巻き戻す】
アーガスが学院への旅路につき、後に起こる数々の出来事がまだ展開されていなかった頃。
アイアンソーン家は、声なき苦境を経験していた。
アーガスが家を出た後の数日間、アイアンソーン工房の炉の火もまた、魂を失ったかのようだった。
火の光は薄暗く、ブレイクとトールの沈黙した横顔を辛うじて照らし出している。
彼らの眉間に刻まれた苦悩の深さ。それは「竜の税」と日々の生活費が、少しずつ刻み込んだ痕跡だった。
町のどの工房も似たり寄ったりの剣や盾を鍛造しており、価格競争はとうに血みどろの様相を呈していた。
早朝の暑気はまだ去らず、蒸し暑さが工房の梁や柱、壁に張り付いている。
炉の火は低く伏せ、石炭が微かな音を立てて燃えている。
壁の鉄器は埃を被り、軒の外では蝉の鳴き声が幾重にも重なり、熱波が石畳の道に白い揺らめきを作っていた。
ブレイクは溶鉱炉のそばに立ち、太い指で無意識にタコを撫でていた。
彼の視線は、昨日売れ残った三振りの剣に落ちている。それらの刃は微弱な火の光の下で冷たい光を放っていた。
トールは昨夜打ち上げた剣の粗型を隅に片付け、値段が書かれた木の札を裏返した。
そこに書かれた数字は、もう表に出すのが恥ずかしいほど低くなっていた。
二人の視線は短く交差し、そしてすぐに逸らされた。
「竜の税」と毎日の出費が鉛の塊のように眉間を圧迫し、誰もが口火を切るのをためらっていた。
屋外からは物売りの声が次々と聞こえてくるが、この工房だけが見えない覆いで閉じ込められているかのようだった。
アイリーンは車椅子を押して敷居までやって来た。
車輪の縁が石の隙間に挟まり、細かな震動音を立てる。
彼女は袖口で額の煤を拭い、通行人に自家製の盾と短剣を売り込んだ。
木芯に鋼を被せ、刃先を焼き戻しし、重心を後方に置いているため、接近戦での重い一撃に耐えられるのだと。
彼女の声は通りに響いたが、深い井戸に石を投げ込んだように、冷たく飲み込まれていった。
ある者は急ぎ足でちらりと見ただけで立ち去り、ある者は笑って首を横に振り、またある婦人は子供を自分の後ろへと引き寄せた。
それらの視線は針のように、一本一本彼女の体に突き刺さった。
一人の若い商人が通りかかり、ふと立ち止まって彼女の車椅子に目を留めた。
「その椅子……どこで買ったんだ? 俺の婆さんは足腰が悪くてな、そういうものがあれば便利なんだが」
アイリーンは一瞬呆然とし、機械的に答えた。
「これは私の家族が作ったものです」
そしてまた習慣的に手にある短剣を掲げ、懸命に家計を支えようとする誠実な声で言った。
「あの、こちらの剣はいかがですか? うちの工房の自信作なんです。とても丈夫で、使いやすく仕上げてありますから……!」
「いや、いい」
商人は手を振り、急ぎ足で立ち去った。
「椅子を売ってないのが残念だな!」という一言だけが空中に残された。
その言葉は数秒間アイリーンの耳元に留まったが、彼女は無意識にそれを横へと押しやった。
父親がカウンターで銭箱を計算している。
銅貨が木の溝にぶつかる音は、心細くなるほど乾いていた。
トールは、金属を叩く音がアイリーンの売り込みの声をかき消さないよう、ハンマーを少し遠くへ移した。
アイリーンはブレイクの肩が微かに沈むのを見たが、見えないふりをして、ただ背筋をさらに真っ直ぐに伸ばした。
日が昇り、石畳の道は白く照りつけられていた。
アイリーンは立て続けに十数回も声をかけ、喉は煙が出るほど乾いていた。
彼女はぬるま湯を一口飲み、再び笑みを口元に浮かべた。
隣の武器屋の従業員が、新しく研いだ長刀を陽の光の下で二度ほど振った。
刀の光が彼女の目の奥で一瞬煌めき、そして消えた。
一台の華麗な馬車が、入り口でゆっくりと止まった。
車簾がめくられ、ロングドレスを着た矮人貴婦が先の尖った靴で降りてきた。
ドレスの裾が石畳の上で弧を描く。
彼女の香水の匂いはきつく、暑い空気の中では過剰なほど甘ったるく感じられた。
アイリーンは胸が締め付けられ、心臓の鼓動が突然速くなった。
彼女は盾を抱え、リズムに合わせて材質と工法を暗唱した。
声はできるだけ安定させ、できるだけ専門的になるよう努めた。
貴婦人は手を上げ、ハンカチで鼻を覆った。
その動作はとても軽かったが、まるでアイリーンの顔を平手打ちしたかのようだった。
彼女の視線は盾をなめ、アイリーンをなめ、最後に椅子の上で動かない両足に止まった。
まるで、場違いな汚れでも見ているかのようだった。
彼女は巾着から銅貨を数枚取り出し、渡すのではなく、アイリーンの胸元へと押し付けた。
声は軽いが冷たかった。
「可哀想な子、これでパンでも買いなさい」
銅貨が転がり落ち、チャリンと音を立てて、車椅子のそばで数回回ってから止まった。
その音は、骨の隙間に潜り込む細い針のようだった。
アイリーンの顔色は蒼白になり、指先は微かに震え、喉は鉄のペンチで挟まれたようになった。
彼女は泣かなかった。
目頭が熱くなり、視界がぼやけたが、唇を強く噛みしめ、一滴の涙も落とさないようにした。
彼女は身を屈め、一枚一枚お金を拾い集め、膝の上の毛布に戻した。
車椅子を押して半歩下がり、道を譲る。
馬車は遠ざかり、微かな香水の匂いを連れ去っていった。
後に残されたのは煤煙と鉄の生臭さ。
そして、心に焼き付いた烙印のような屈辱感だけだった。




