第九話-【第三幕:ゴミ捨て場の宝の山――数百年分の「デバッグレポート」】(挿絵あり)
授業の終わりを告げる鐘の音が、取るに足らない命令のように遠くから漂ってきた。
射撃場にいた群衆は、三々五々散り始めた。
ヴァレリウスは貴族の子弟たちに取り囲まれながら、凱旋する将軍のように意気揚々と去っていった。
その軽蔑に満ちた、勝利を誇示するような視線が、最後に一度だけ。
まだその場に呆然と立ち尽くしている家紋のない平民を舐めるように過ぎた。
アーガスはそれらすべてに何の反応も示さなかった。
屈辱、嘲笑、孤立……それらはもはや、どうでもいいことだった。
彼は背を向け、トーマス教授に別れを告げることすらなく歩き出した。
彼の向かう先は、寮でも食堂でもなかった。
彼は競歩に近い、切迫感に満ちた速度で中庭を抜け、廊下を通り抜けた。
知識と沈黙が共同で築き上げた宏大な神殿――学院の大図書館へと真っ直ぐに突進した。
彼は再び、巨獣の肋骨のような三階へ続く螺旋階段に足を踏み入れた。
今回の彼は、もはや迷える探索者などではない。
宝の隠し場所をロックオンした、貪欲なトレジャーハンターだ。
彼は迷うことなく、全員から「知識の墓場」と見なされている埃まみれの隅へと歩み入った。
彼は索引を調べることすらしなかった。
彼の視線は最も正確なスキャナーのように、冷たい黒鉄の書棚の列を素早く走査する。
最終的に「古代金属錬金術(正誤表)」と記された、最も目立たない分類の上で停止した。
彼は手を伸ばし、年月が経ちすぎて表紙がすでにひび割れた分厚い実験日誌を引き抜いた。
ページ上の埃を吹き飛ばし、最初のページを開く。
紙の酸っぱいカビの匂いと、多種の金属が酸化した後の鼻を突く匂いが混ざり合って顔に吹き付けてきた。
ページには、失敗と無念に満ちた走り書きの文章が連なっていた。
「……第1117回目の実験、失敗。魔力回路の中で安定した液体金属の構造を維持できない……」
「……第344回目の実験、完全に失敗! 凝縮した金属は、魔法陣を離れた瞬間に粉末と化した! 結論:この道は通じない!」
「……第4869回目の実験……私は諦めた。おそらく、私たちは最初から間違っていたのだ……」
アーガスはこれらの文字を見つめた。
常に理性の炎を燃やしているその黒い瞳に、かつてない、狂熱に近い興奮の光が爆発した。
素晴らしい……
これは……本当に素晴らしい!
彼にとって、先人たちが残したこの恥辱と見なされる失敗の記録は、いかなる成功の結論よりもはるかに貴重なものだった!
なぜならそこには、毎回失敗した際の環境パラメータ、魔力出力、構造図、そして最終的に崩壊するまでの過程が。
詳細に、そして根気強く記録されていたからだ!
これは数百年前から届けられた、最も詳細で最も完璧な「デバッグレポート(バグ修正報告書)」なのだ!
前世に戻り、山積みになったエラーコードの中から唯一の致命的なバグを探し出しているかのような。
懐かしい既視感が猛烈に彼の胸に込み上げてきた。
世界中がこの場所を「ゴミ捨て場」と見なしている。
だが、彼にとってここは、かけがえのない「宝の山」だった。




