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幕間:【第六幕:沈黙の合意、軍人が選んだ「合理的な降伏」】(挿絵あり)

 ヴァレリウスは口を開いたが、何の音も出なかった。


 彼は反論したかった。


 栄誉は「贅沢なロマン」ではなく、戦士の魂であり、人間を野獣から区別する根本なのだと言いたかった。


 しかし口元まで出かかった言葉は、苦渋の沈黙へと変わった。


 なぜなら彼は突然気づいたからだ。


 人が自分の明日さえも確定できない時、栄誉を語ることは確かに一種の贅沢なのだと。


 人が生き残るために戦わなければならない時、騎士道精神は確かに一種のロマンなのだと。


 そして自分は、ずっとこのような贅沢とロマンの中で生きてきたにもかかわらず、そのことに全く気づいていなかったのだ。


 整備時間がまもなく終了し、遠くから開戦を知らせる準備の角笛の音が聞こえてきた。全員が中央砦の前に集結し、間もなく訪れる戦闘への準備を整えた。


 ヴァレリウスは隊列の端に立ち、目の前にある、彼がかつて怒りをもって疑問を呈し、しかし今では深い畏敬の念を抱いているこの防衛設備を見つめていた。


 彼の心の奥底で、二つの感情が激しく交戦していた。


 一方では、軍人としての本能が、アーガスの戦術には確かに恐るべき効率性があると告げていた。


 もう一方では、貴族としての教育が、このような「不名誉な」戦闘方式に対して深い嫌悪感を抱かせていた。


 しかしさらに重要なのは……


 彼はこの戦術が本当に機能するのか見てみたかったのだ。


 真の軍人として、彼は全く新しい戦術理論を検証する誘惑には抗えなかった。


 彼は周囲の、留まることを選んだ同級生たちを見た。大半は平民出身の学生であり、彼らはアーガスを盲目的に信頼しているわけではなく、現実に迫られてのことだった。


 そして、彼と同等の身分を持つ貴族の子供たちは、今この瞬間、皆カテリーナに従って陣地の出口へと向かい、「栄誉ある戦闘」を求めて去っていったのだ。


 クラスの力はこのようにして分割されてしまった。


 ヴァレリウスは深く息を吸い込んだ。


 彼が内心でどう葛藤しようとも、今最も重要なのは、どうやってこの戦闘の勝利を確保するかだ。


「皆」彼の声は少し嗄れていたが、依然として軍人の威厳を保っていた。「我々の戦術理念は異なるかもしれないが、今、我々は一つのチームだ」


 彼はアーガスを見た。


 あの漆黒の瞳が平静に彼を見つめている。期待もなく、疑問もない。


 まるで、一つの歯車が自ら正しい持ち場を見つけるのを待っているかのようだった。


 ヴァレリウスは全員に向き直った。「アーガスの戦術……確かに独自のものがある。俺は先頭に立って、防衛線の指揮に全力で協力する。覚えておけ、これは栄誉の決闘ではない、戦争だ。我々の目標はただ一つ……勝つことだ!」


挿絵(By みてみん)


 この言葉の意味は重大だった。


 これはアーガスの指揮権に対する再確認であるだけでなく、ヴァレリウス自身にとっての重要な心情の変化の表れでもあった。


 以前、彼が指揮権を引き渡した時、その内心は不満と怒りに満ちていた。


 しかし今この瞬間の表明は、彼がアーガスの効率主導の戦術に真に心酔したからこそだった。


 さらに重要なのは、


 彼自身がこの戦術の威力を自分の目で検証したくなったということだ。


 これは彼の軍人としての知識欲であり、彼の人生観がまさに変わろうとしている転換点でもあった。


 アーガスは頷いた。得意げな様子もなく、辞退することもなく。「了解」


 ちょうどその時、ヴァレリウスはある細部に気がついた。


 アーガスに従う中小貴族の者たちが、それぞれの持ち場で最後のチェックを行っていた。


 彼は、エドワードが感知ネットワークの感度を調整しているのを見た。その動作は集中しており慎重で、まるで貴重な芸術品を手入れしているかのようだった。


 彼は、マーサが充填装置をチェックしているのを見た。彼女の顔には一種の……誇りのようなものが浮かんでいた。


 彼は、それらの同級生たちが互いに最後の細かい部分について話し合っているのを見た。彼らの瞳の中には奇妙な光が瞬いている。


 それは狂熱ではない。


 恐怖でもない。


それは一種の……帰属感?


 ヴァレリウスは突然理解した。


 アーガスは彼らに仕組みを与えた。


 しかしそれ以上に重要なのは、彼らに一つの……居場所を与えたことだ。


 この仕組みの中で、誰もが明確な役割を持ち、誰もが代替不可能な価値を持っている。


 彼らはもはや「弱者」ではなく、「無理やり留守番させられた者」でもない。


 彼らはこの戦争の仕組みの、欠くことのできない部品なのだ。


 ヴァレリウスの視線が、空中でアーガスの視線と交差した。


 その瞬間、いかなる言葉のやり取りもなかったが、


 ヴァレリウスは自分が何かを理解したように感じた。


 アーガスはこれらの人々の心を操ったわけではない。


 彼はただ、彼らが機能を発揮できる舞台を与えただけなのだ。


 人間は、自分が有用であると気づいた時、自然と全力を尽くすものだ。


 遠方で、再び角笛が鳴り響いた。


 試合が正式に開始された。


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