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ミラージュ・サーガ プロローグ  作者: 種椰子ダンテ
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回り始める歯車

 ーそれから、俺はティーダのご馳走(何故かティーダの方が多かった)を食べ、その晩、剣の手入れをした。

 「剣を志す者なら、剣は己の半身と思え。」ー親父がずっと言ってた事だ。

親父は名の知れた剣士らしく、何でも、各世界から指名がかかるほどだ。・・・5年前に、用があると言い、森を出て、そこからは行方が知れない。親父の事は、3年前に修行に出て、嫌ってほどその事を知った。

親父がどれほどすごい人だったかは、図書館で調べればごまんとある。・・・ギルバート・フォン・マヌティエ。経歴不明の凄腕剣士で、各世界の武術大会で好成績を残し、エルフとの子を授かったっていう噂や伝説にもある。それらが本当なら、俺はエルフとのハーフになる。何より、俺の耳がそれらを裏付ける証拠になるはずだ。実際に凝視した事はないが。

エルフ。精霊人フェアリーの一種で、魔導元素(通称魔素)への適合率がかなり高い。伝承には、大賢者の従者が祖と伝えてあるが、実際には真偽不明だ。

そもそも、7000年以上前の出来事をどう確かめるんだ。・・・考えるだけ無駄だ。

 俺の剣は二本。親父がくれたお下がりのような物だ。(芸術的価値があるらしい・・・これは旅の商人がそう言ってた。)それは、親父の失踪から1年後、親父の部屋にある古びた宝箱の中から、手紙と一緒に入ってた。そのせいか、一本は少々錆び付いてた。(それでも、なまくらの剣よりか、十分に斬れる。)手紙には、「おー、バカ息子元気ー?オレオレ、ギルちゃんよ。お前の父ちゃんよー。」・・・なんか、ノリ、軽くね?いやいや、そんなこと気にしてる暇ない。「もしもよー。もしオレちゃんが長い間いない時、その中にある剣、お前の物でいいから。どうせ要らないし。」・・・どっちがバカだよ、このバカ親父。わざわざ剣長い間置いて、帰って来てもどうせ、「ギードー?お前にこれやるわ。どうせ要らないし。」つって俺に押し付けるんだろ?あのバカ親父。ったく、何が「剣を志す者なら、剣は己の半身と思え。」だ、バカヤロー。昔の感動返しやがれ。

 俺が修行に行ったのは、そんな親父を探すためだし、剣術の腕試しもある。何より、見聞を広め、自分磨きに励む為でもあった[中立の地]には小っちゃな国があり、図書館もあった。(そこで親父の事を調べた。)何より、腕試ししたいって言えば、適当に試合が出来る。でもそれじゃつまらない。そこで、魔導生物、魔物と戦い、腕を上げた。そして、俺は親父の剣技にアレンジを加えた、マヌティエ流亜術を編み出した。そこからは全勝無敗。剣は普通の奴なら一回斬るところを、俺は五回分斬る事が出来る。モットーは速攻連撃。親父のが力と技なら、俺は速さと技だ。基礎訓練で筋力付いたから、その分、速さ、正確性をを重点的に意識した。

 「今度は、この剣で守る。ティーダも、皆も。」そう思い、俺はあいつに内緒で集落を出、あいつに内緒で帰って来た。その結果、幼なじみのあいつを激怒させる事になるとは。さて、そろそろ、手入れも終わる。これでも、親父の剣の矜持を受け継いでいるからな。何しろ、理にかなってる。「・・?」池だ。今日は満月だ。「・・ちょうどいいかもな。」俺は池を覗きこんだ。俺の耳は、後ろ向きに尖っている。間違いない。俺はエルフとのハーフだ。「だとしたらお袋何処だよ・・・」今気にしてもしょうがない、と放っておくことにした。「―ャ。」?なんだ?教会の方から聞こえたが、?「まさか、ティーダの寝言じゃねぇだろうな。」だとしたら大き過ぎるだろ。だが、その不安が恐怖に変わるのは、近づくにつれ、確信めいたものに変わる。

 この時から、運命の歯車は動き出した。

 ギードの家庭、結構深いですね。(笑)

 いよいよ物語を回していきます。今後の活躍をお楽しみに!

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