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艶刃のワームブレイカー  作者: 綿鍋コットン
EP.11 古代からの種族
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本編⑦(終) 古代の種族

その後ワイルの自室で最高峰の手術を受け、ライルは一命を取り留めた。

メディアの報告で星間警察の人間が屋敷の護衛にあたっていた。

白いシーツに横たわるライルの傍らで、ワイルと白いワンピースを着た幼いメディアがいた。

メディアは胸に手を当て、深く頭を下げる。

「……ごめんワイル…。わたし…ごえいなのに……」

その声には涙が滲んでいた。

「顔を上げてよ、メディア」

ワイルの声は弱っていたが、平静を保っていた。

「メディアは一生懸命守ってたんだ」

ワイルはメディアの頭を撫でた。

「僕がメディアの足手纏いになっちゃったから…僕がいなければ…父上がこんなことに…」

メディアはワイルのその言葉に一瞬睨むが

「馬鹿な事を言うな!」

目を覚ましたライルが上半身を起こした。

「…父上?!無理しないで!」

「僕がいなければだと?!ふざけるな!お前がいなかった私は怪我をしていない?!お前を守るため頑張ってたメディア殿やお前の母を否定するのか?!」

ワイルはライルの見たことのない剣幕に圧倒されてしまう。

「いなければいいなんて二度と言うな!お前はいていいんだ!私と妻の愛の形なんだ…お前までいなくなってしまったら…私は…」

ライルは興奮し泣き出してしまうそんなライルを見ながらワイルは

「ごめん…なさい…父上……」

ワイルも泣き出した。


その後、メディアが「飲み物を飲みにいく」とライルの自室から抜け、ライルワイルの他愛もない会話が続きワイルがライルの自室から出た。

メディアは食卓の椅子に座っており、ワイルが

「……ありがと。さっきは変なこと言ってごめん…」

「ん?なんのこと?」

メディアが笑うと、ワイルは「え?う〜ん…なんでもない」と照れくさそうに頭をかいた。

「メディアってそれが本当の姿なんだ…」

「ほんとうのすがたってなによ〜」

「いや…可愛いなって……」

「はぁ!ワ、ワイルのばか〜!」

メディアは顔を赤くしてワイルのことをポカポカ殴る。

ワイルもそれを笑いながら受けている。


メディアはしばらく休み16歳の体に戻り、アガナークに帰還することになりライルとワイルに挨拶に来た。

ライルに挨拶を済ませ、ワイルの元に来るとワイルはメディアの周りをぐるぐる回り舐めるように全身を見わたした。

「子供のメディアは可愛いけど、大きいメディアはセクシーだな、特におっぱいとお尻」

「バーカ」

メディアは呆れた顔でワイルに言うが

「こんなこと言えるのも今日までだね……じゃあ、わたし任務が終わったから、コロニーに戻るね」

と笑顔になる。

「うん…」

寂しそうなワイル。

ワイルにとって初めての友達でもあったメディアが帰るのは初めての別れである。

「…いつかアガナークに遊びに行くよ!」

顔を上げたワイルはそうメディアに告げる

メディアも笑顔だ「うん!絶対だよ!」と答える。


メディアを見送りライルの部屋に行くワイル。

ライルは寝ており、見ていた古い本が開きっぱなしだった。

「これ、父上ですら読めなくて解読に困ってたやつだ…」

ワイルは覗いて見たが古代文字で書かれており全く読めず諦めて自室に戻る。


太古の本、そこには

『神が作り出した最古の存在

自分のクローンの男性「ゼイエル・クロン」

不老の力を持つ女性「ユティア・エージュ・ミルーカ」

ユティアが産み出した出来損ない「触手生物ワーム

と書いてあった

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