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艶刃のワームブレイカー  作者: 綿鍋コットン
EP.11 古代からの種族
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本編⑥ 決着

庭園で、メディアとメイド長の刃が激しくぶつかり合い火花が散り、二人の戦いは激しさを増す。

その背後で、いつの間にか屋敷の他のメイドが現れていた

「お坊ちゃま、今、その穢れた血から解放させて楽にして差し上げます……」

「ひっ……!?」

無表情のメイドが短剣を抜き、ワイルへ迫る。

「ワイル!!」

メディアはメイド長の刃を艶爪で受け止め、懐に入り体当たりでメイド長の体勢を崩し蹴り飛ばす

そのまま足に艶力を集中させてワイルの元に飛び込み短剣を持ったメイドとワイルの間に入り艶刃で迫る刺客の短剣を弾き飛ばした。

だが刺客は一人ではない

四方八方からメイドが殺到し、ワイルとメディアを取り囲む。

「みんな…やっぱり僕の事嫌いなんだ…」

ワイルは震えながらうずくまる

メイド達の刃は確実に彼を狙っていた。

「……!」

メディアは一瞬、鬼のような形相になるがすぐに真顔になり、体中に艶力を集める

メディアの体が光に包まれると、背中に悪魔の羽が一対、腰に天使の羽が一対生え、足首にも右足首に小さな天使の羽、左足首に悪魔の羽、左手に大きな鉤爪、右手には艶刃の刃が特大剣の様に大型化しており、頭には猫耳、尾てい骨のあたりに尻尾が生える


「わたしはワイルのこと好きだよ、ワイルの味方だよ!」

とワイルの頭をポンポンと叩き微笑むメディア

ワイルが顔を上げると光る女神がいた


メディアは超速で一瞬にして侍女を数人の短剣を叩き落とし気絶させる

「穢れた血のくそどもがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

とメイド長は叫び体は肥大化しもはや人間の体を保っていなかった

超速で何度も切り刻むがメイド長だったものは手足と背中の触手を振り回し偶然メディアの脚を掴む

メディアを脚を掴んだまま地面に叩きつけ、空いている手と触手で何度も何度も殴りつける

メディアは防戦一方になってしまい

「メ、メディア!!」

と叫ぶワイル

すると目的を思い出したかのようにワイルに向けて触手を伸ばすメイド長だったもの

「しまっ…」

メディアが防御を捨てて艶爪を大型化させメイド長だったものの手を切り裂きワイルのもとは超速で飛ぶ



メイド長だったものの触手がクロン族の代表であるライルの体を貫いていた

「ち、…父う……え…」

触手に貫かれそうだったワイルをライルが庇っていた

「ワイル…大丈夫か…」

「父上…どうして…」

「息子の命より自分を優先する父親がいるか……?自分の妻すら守れなかった情けない男がせめて息子だけは守りたかった」

ライルは泣きながらワイルを抱きしめた


メディアはメイド長だったものを睨み、超速で懐に入り蹴り上げ、自身も蹴り上たメイド長だったものより高く飛び上がり、体に纏ったオーラが高速で錐揉み回転しながら降下し光の竜巻が龍の形に変わり突っ込んでいく

えんりゅうげぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇきぃぃ!」

龍がメイド長だったものを飲み込みそのまま地面に叩きつけ光の波動と衝撃が爆散し地面が揺れる

地面が小規模なクレーターとなりそこに子供になったメディアが立っていた

「えんりょくつかいすぎちゃった…」


その後爆音を聞いた屋敷内の救護班と警備員が駐在星間警察官と医療機関に連絡をとりライルは医療スタッフが呼ばれた


戦闘後、代表は屋敷内の救護班によって応急処置を受け、屋敷に最高峰の医療スタッフを呼び寄せた

ワイルは必死に父の手を握りしめ、涙をこらえる。

「父…上……」

「……大丈夫だ」

ライルは弱々しくも微笑み、震える手でワイルの頭を撫でた。

「お前…がいる限り私は…死なないからな…」

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