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艶刃のワームブレイカー  作者: 綿鍋コットン
EP.11 古代からの種族
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本編④ 仲直り

その夜、ワイルの部屋を訪れたメディア。

一瞬暗い顔をしていたワイルは明るくなり

「やあ、メディア。僕に乳枕する気になったのか?」

「うん、全然ない」

と真顔のメディア。

「なんだ残念」と言うワイルに「じゃあ、やってあげようか?ワイルが本当に望むんなら」とイタズラっぽく言うメディア

「え?」と戸惑うワイル。

「ワイル、なんでそんな事してんの?」

とメディアが問う。

「何が、僕様はいつもこんなだよ?」

「ふ〜ん…」と言うとメディアはワイルを抱きしめようとする

しかしワイルはメディアを押しのけた。

「やっぱりじゃん」とメディアは腰に手を当てる

するとワイルは

「……あいつらみんな僕を「売婦の息子」って言うんだ、「バカ息子だ」「最悪の子だ」って。だからお望み通りになればみんな僕を気にしなくなる。呆れて僕に何もしなくなるから…僕は…穢れた血だから…」

ワイルは下を向き涙を流す。

「そんなことない!」

突然声を荒げたメディアにビクッとなるワイル

「この世界に穢れた血なんかない!みんな立派な血だよ」

メディアはワイルに肩を叩く

「君にはわからないよ…多くの大人に穢れた血って言われて…僕だけじゃなく母上も否定されて……追い出されて…」

ワイルはまた下を向き、泣き崩れる。

メディアは意を決したように言う。

「わたしね…カトレア人の古代種なんだ…」

その言葉に顔をあげるワイル。

「わたしも「悪魔の血」って言われた種族。この血や力を求めて争いが起きたり、この血を使って超人薬が出来て今、双銀河中が大変な事になってるその元凶」

メディアも下を向き言葉を続ける。

「お母さんもこの血のせいで狙われて大変だったらしいし、それで死んじゃって…」

メディアの目からも涙が溢れ

「ごめん…」

ワイルがメディアに謝るが

「なんで謝るの?」

「君に比べたら僕は全然恵まれてたなって、こんな弱気を言って君に思い出したくない事も思い出させちゃって…」

ワイルはバツの悪そうな顔をする。

「ワイル何歳?」

「え?10歳だけど?」

「わたし、こんな体だけど本当は7歳でワイルより歳下なんだ」

「え?嘘でしょ?」

「本当だよ!艶力っていうカトレア人の古代種にしかない特別な力で16歳の体になってるの」

えっへんと胸を張るメディア。

「ワイルの方がお兄ちゃんなんだからそんな悲しそうな顔しないでよ♪」

メディアの言葉に笑顔になるワイル。

「今度アガナークに遊びに来てよ、わたしのお友達を紹介するよ!」

「お友達?」

「そう、まずレオリスでしょ?あ、レオリスは行きつけのカフェのオーナーの息子さん。ワイルと同い年なんだ〜

次にフェイリス、男の子なのに女の子の格好している凄く可愛い子なの、年齢も10歳でレオリスとフェイリスとワイルは同い年だな。みんなわたしのお兄ちゃん」

ニコニコ話すメディアにワイルは

「お兄ちゃんって……でもその二人に会ってみたいな…」

ワイルも笑顔になる。

その後メディアはレオリスとフェイリスの事を語り、そのまま部屋のベッドで寝てしまい

ワイルは自室のソファで寝るのであった。

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