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艶刃のワームブレイカー  作者: 綿鍋コットン
EP.10 機械触手と魔法男の娘
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本編③ 戦いの前のひととき

「グルマハ」の下層の労働区画

都市部の地下に降りたメディアとフェイリス

壁には無数の歯車が軋みながら回転し配管が網の目のように張り巡らされ、そこから時折、金属音と共に冷たい蒸気が噴き出す。油と錆びた鉄の匂いがし、床も敷鉄板の足場になっており、メディアとフェイリスのブーツのヒールの音がカッカッ、トットと響く。

ガイドのバイルに案内され下層を歩くが迷路の様になっており、時折白い蒸気が吹き出しメディアの三つ編みとフェイリスの服のフリルを揺らす。

町の住人の不穏な噂やメディアの格好やスタイルに対して下品でゲスな言葉や指笛が飛び交い、バイルの怒声が飛ぶ

その中で時折響く音、それはメディアかフェイリスのブーツの音かそれとも……


下層の下見を終わらせて一旦都市部の宿に戻るメディアとフェイリスとバイル

「全く下品な奴らばかりですいません…、今見てもらったのが下層です。最近触手発生や被害が報告されており、下層で働く者達が何人か行方不明になっています」

バイルは真剣な表情で語る。

「あそこ、何かがいる。わたし達ずっと見られてたよね?」

メディアの表情も真剣だった。

「やっぱり、メディアちゃんも気づいてましたか…」

フェイリスも気づいていた

「その何かを探る為に明日また下層に行こうと思う」

「そうですね、僕もそう思います」

と明日また下層に行く決断をする二人。


下層に行く前にとメディアとフェイリスはバイルに連れられ宿の温泉施設に向かった。

歯車を使い地下の源泉から温泉水を汲み上げている温泉施設。

ーー男湯の脱衣場ーー

フェイリスはツインテールをほどき、少し恥ずかしそうに服を脱ぎ、丈の短いショートパンツ姿で着ていた魔法少女服を綺麗に畳んでいる。

バイルはフェイリスを見た、見た目は言われないと男だとは思わない、いや言われても絶対信じないくらいに美少女だ。体は10歳の男の子だな…と考えていると丈の短いショートパンツを脱いだフェイリスを見て違和感に気づく

「え?フェイリス君…凄いの穿いてるね……てか"付いてる"?」

「え?」

フェイリスが手で胸を隠しながらキョトンとしている。

フェイリスの穿いているショーツはハイレグTバックだった、しかし"前が全く盛り上がっておらず、はみ出してもいない"。

バイルはメディアの言葉を思い出す。

『フェイは家庭の事情で12歳まで女の子の格好をしなきゃいけないの』

(もしかして凄く小さいか実は取ってる…?思わず付いてる?って聞いてしまったが俺はとんでもない事を言ってしまったんでは……)と言葉に後悔して「いや、なんでもない」と言いかけた際。

「あ、これはそう見える様になってるんです、魔法の生地で作られててあたかも無い様に見えるんです。お爺様から普段からコレを穿くように言われてて」

と困った感じで微笑みながらショーツを脱ぐ

バイルは"それ"を目の当たりにして思わず「なん…だと……」と呟き、自分のと見返した。


温泉から上がると宿が用意した服に着替えるバイルと魔法でクリーニングした魔法少女服のフェイリスが脱衣所から出ると

遊戯コーナーで寝巻き用のスリングショット水着とニーハイブーツ姿のメディアと出会うがバイルはまるでとんでもない物を見た様な顔をして何も言わずに部屋に戻る。

「あれ?バイルさんどうしたの?」

不思議に思うメディアと苦笑いのフェイリス。


その後メディアとフェイリスは温泉卓球を楽しむのだった。

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