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艶刃のワームブレイカー  作者: 綿鍋コットン
EP.10 機械触手と魔法男の娘
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本編① 新たな仲間

宇宙ドックの人々が行き交うロビーにツーサイドアップに白いワンピースとバケットハットの子がいた。

周囲の人々が思わず振り返るほどの美少女だが、本人は少し居心地悪そうに革のトランクケースを抱き抱えながら歩いていた。


星間警察本部がある巨大コロニーに呼び出されたメディア。

会議室の扉を開けるとリオンとアイリスが資料を広げていた。

「ああ、来たか。呼び出してすまないな、今日呼び出したのは前回の鍵型の触手生物《ワーム》についてだ」

「なんか進展あったの?」

メディアは椅子に座り、わくわくと身を乗り出す。

リオンは静かに頷き

「この触手生物《ワーム》を調べたところどうやら「レクイメア」が関与している事がわかった」

「レクイメア?」

「触手や超人薬を裏で流している犯罪組織だ。一説によると触手教団の残党達が所属しているとされている」

「なにそれ!そんな悪い奴らぶっ倒してやるんだから!!」

メディアは怒りを露わにする。

「メルディアの働きで奴らは様々な星で協力者を使い実験をしている情報もつかめた。これからさらに犯罪が熾烈化するかもしれない、そこで新たに協力者が加わる事になった」


扉が開く音。

姿を現したのはツーサイドアップに白いワンピースとバケットハットの男の娘、サウザリー星間魔導院の少年「フェイリス・リリアス」だった。

「お、お待たせしました。初めましてサウザリー星間魔導院の院長「ファル・リリアス」の命で来ました、フェイリス・リリアス…と申します…です」

フェイリスが緊張した面持ちで現れる。

「フェイリスーーっ!!」

「メ、メディアさん?!

メディアは勢いよく立ち上がり、ぱたぱたと駆け寄って手を掴む。

「フェイリスが協力者なの?ほんと?!ってかまた会えたね!」

フェイリスは少し困惑した表情を浮かべながらも、頬を赤らめて小さく頷いた。

「は、はい。本来なら調律者の母が協力者として来るべきなのですが、お爺様がぎっくり腰になってしまい、母はサウザリーから離れる訳にいかず…僕が調律者代理で来たのです」

「そうなんだ〜」と笑顔のメディア。

「さて、今日は顔合わせだからフェイリス…くん?」

リオンが一瞬悩んでしまったが

「あ…呼び捨てで構いません」

フェイリスは気にしていなかった。

「そうか、ではフェイリス。疲れただろう泊まるところも用意してある、そこでしばらく暮らしなさい」

「あ、ありがとうございます!」

深々とお辞儀するフェイリスと子供に深々とお辞儀された事に焦るリオン。

コイツにもこの子くらい誠実さがあれば…とメディアを見るリオン。

「……??なに??」

「なんでもない」


その後リオンがフェイリスの荷物を置く為に宿舎まで案内するとフェイリスを連れて行く。

メディアはフェイリスをカイリスcafe'に絶対連れて行こうとニコニコしながらラグシュオンに帰っていった。


その後フェイリスは初めての触手討伐に同行するのだった

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