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艶刃のワームブレイカー  作者: 綿鍋コットン
EP.2 雪山の戦い
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本編① 仕立て屋「ロイ・ミルーカ」

歓楽街の表通りから外れた裏通りのビルの一室にある仕立て屋「Galaxy Glamorous」店内は静かで落ち着いた雰囲気の中、金髪オールバックで筋骨隆々、2m近いイケメンが鼻歌まじりに服を仕立てていた

「ロ~~~イ~~~ちゃぁ~~~ん!!」

バァン!という音と共に店の扉が開く、今日もまたあの娘がやってきた。

「あら~、メルちゃんいらっしゃ~い♡」

「ロイちゃん3日ぶり~!」

再会のハグを交わす二人

「会いたかったわ~」

ロイと呼ばれた仕立て屋の店には、

バトルスーツ、星間アイドル衣装、解毒機能付きナース服、パーティードレスなどのファッションが並んでいる。

その中でもひときわ異彩を放つのが、メディアのスリングショット水着だ。

「ねえロイちゃん!今日の新作どこ?!どこ!?」

「はいはい、メルちゃん用に作ったスリングショットがこっちにあるわよ。」

ロイはメディアの伯父であり、メディアの戦闘服を仕立てている


ロイは笑顔で彼女のために用意した真新しいスリングショット水着を机に広げる。

メディアは、キラキラした瞳でそれを見つめ、ぴょんと跳ねた。

「これ、良い!ブーツは?!」

「はいはい、あるわよ~」

白く光沢のあるニーハイブーツを取り出す

「わ、わ、わ、凄い!凄く良い!」

メディアは机に手をつきぴょんぴょん跳ねる

「これでメルちゃんの素敵なスタイルが映えること間違いなし!レオリス君ももっとメルちゃんのことを好きになるわよ~♡」

「うん、レオリスにもっとかっこいいわたしを見てもらいたい!」

と目を輝かせながらかっこいいポーズを考えているメディア

そうじゃなくて…とロイは心の中で呟くが

(まあ、メルちゃんはメルちゃんでまだ自分の心に気づいてないだけだし、焚き付けるのは野暮ね…)

と微笑みメディアの頭を撫でる

メディアもキョトンとするがすぐエヘヘとなる

「これ、着替えていい?」

「もちろんよ」

そう言うとメディアはウキウキと試着室に向かい着替えを始める


その時また扉が開き長身でスレンダーな美女が入ってきた

「あら~、ヴィアナちゃんこんにちは。頼まれていたバトルスーツ、仕上がっているわよ」

ロイが笑顔で美女に依頼され仕立てた服を取り出す

「ありがとうございます」

ヴィアナと呼ばれた美女は頭を下げ商品を受け取る

「注文通り耐久性と柔軟性を両立できる様に仕立ててあるわ、体にもフィットしてまるで着てない様な着心地よ」

ロイがルンルンと嬉しそうに仕上がりを語っていると着替え終わったメディアが「エヘヘ~、ピッタリだ~」と笑顔で試着室から出てくる

「……あれ?あ~ヴィアナだ~!」

「メディアさんですか…」

メディアを見つめるヴィアナだが、その目はどこか冷たい

「久しぶり~」と駆け寄るメディア

ヴィアナはスリングショット水着や白く光沢のあるニーハイブーツ姿のメディアに「相変わらずですね」と声をかけるだけでメディアから目線を外しロイに依頼したバトルスーツの料金を払ってすぐに出て行ってしまう


「……わたし、嫌われてるのかな…」

そう呟くメディアにロイは

「同じワームブレイカーなんだし商売敵みたいなもんだからね、嫌われているというよりもライバルってことだとおもうわ。ヴィアナちゃんもメルちゃんには負けたくないからあんなツンツンしてるのよ」

とメディアの頭を撫でながら励ますとメディアのチョーカー型のデータ端末が鳴り、彼女に仕事の依頼が入る


ロイのお店を出て表通りを歩く美女

「メディア…」

と呟く彼女の名前は「ヴィアナ・クロス」、メディアやアイリスと同じワームブレイカーであり、大規模任務などで活躍し実績も積み上げてきた新進気鋭のワームブレイカーだが、

メディアはいくつものワーム事件を一人で解決している凄腕のワームブレイカーで、ヴィアナは噂でしか聞いた事がなかったが尊敬の念を抱いていた、しかし実際会ってみたらスリングショット水着で胸やお尻を見せびらかす様な痴女だった事により「この子は敵だ!この子には絶対に負けない!」とヴィアナの中で嫉妬心やライバル心が芽生えていた

ヴィアナはスリングショット水着と白く光沢のあるニーハイブーツで胸を揺らしながら寄ってくるメディアを思い出し、「世の中不公平だぁぁぁぁぁぁ」と表通りで思わず叫んでしまう

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