↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
艶刃のワームブレイカー  作者: 綿鍋コットン
EP.9 触手信仰の惑星
PR
58/79

本編⑤ 廃寺院の奥での出来事

祭壇の調査を終え、これ以上は何も無いだろうと戻ろうとしたメディア。

だが、奥の暗闇から吹き出す風は生臭く、地下に潜む「何か」の存在を示していた。

メディアは艶刃を握り直す。

「……来る」

ぬるり……ぬるり……。

闇の底から響く不気味な音。

次の瞬間、石の隙間を割って這い出したのは、幾本もの巨大な触手だった。

だが、その触手の根元には「人の姿」が見える。

男が目から血の涙を流し触手と一体化していたのだ。

「神ぃぃぃぃ、なぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜこんな事にぃぃぃぃぃ!」

その声は狂気と歓喜に満ちていた。

「……人間が……触手と……超人薬を使ってる…?」

メディアの心に一瞬、戸惑いが走った。

触手は暴れるように広間の壁を叩き、石片が飛び散っていた

メディアは艶刃を構える。

触手と人間が渾然一体となった存在は、のたうつ巨体を広間に広げ、メディアを見下ろすように咆哮した。

「その髪の色……お前が俺をこんなにぃぃぃ………お前だぁぁ!!」

「な、何言ってるのっ!」

メディアは男の言葉の意味が分からなかったが剣を振りかざした


艶刃の光と月明かりが広間を照らし、戦いの幕が上がった――。

触手と融合した男は獣のような咆哮を上げた。

触手が鞭のようにしなり、空気を裂いて襲いかかる。

メディアは軽やかに飛び退き、艶刃で薙ぎ払った。

ズバァァッ!

切断面から黒い液が飛び散るが、傷が浅く致命傷にはならず

「くっ……硬い……!」

通常の触手よりも強靭な硬さを感じ、メディアは歯を食いしばる。

「艶翼!」

メディアは背中に眩い光の翼を形成させ、凄まじいスピードで伸びる触手を何度も同じ箇所を切り裂いていく

だが次の瞬間、切られたはずの触手が再び伸び、石壁に突き刺さる。

「嘘っ!再生するなんてズルいじゃん!」

メディアは驚き舌打ちした。

触手は広間を覆い、メディアを囲む。

巨大な影が迫り、まるで彼女を丸ごと呑み込もうとするかのようだった。

「神ぃぃぃぃぃぃ神の御子ぉぉぉぉぉ!」

「だから何言ってるかわからない!!」

メディアは叫び

「これしかない!」

と決意した表情で体中に艶力を集中させる、

するとメディアの体が光に包まれ、背中に悪魔の羽が一対、腰に天使の羽が一対、足首にも右足首に小さな天使の羽、左足首に悪魔の羽、左手に大きな鉤爪、右手には艶刃の刃が特大剣の様に大型化しており、頭には猫耳、尾てい骨のあたりに尻尾が生えている

「完全究極パーフェクトアルティメットメディア、光誕!」

メディアはまるで月や太陽を背にしているロボットアニメの様なポーズを決めている。

「あ、時間ないんだった!」

本来なら艶力の大量消費ですぐ子供に戻ってしまうのだが座禅での艶力コントロールのおかげで思いの外、発動時間が大幅に伸びていたがそれでも数分が限界だった

メディアは床を蹴って凄まじいスピードで触手に突進して尻尾で相手を捕え、空中に投げ空中で全方位から艶刃と艶爪で何度も切り刻み、前転してかかと落としを入れそのまま滑空して触手と融合した男より先に地面に降り

「今、解放してあげる……」と艶刃で一閃する

触手と融合した男は二つに切れ、「解放ぅぅぅぅぅぅ、やっとやとやとやとやとやと死ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」と叫びながら絶命する

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。