本編① メディアのパワーアップ計画
ーー ラグシュオントレーニングルーム ーー
白い床に投映された部屋にアイリス、リオン、ロイ、レオリスがいた。
「ふっふっふ、お集まりの皆様。今回はわたし!メディアの!パワーアップフォームのお披露目に集まりありがとうございます!」
と胸を張るメディア。
「ほぉー」
「それはすばらしいぴょん」
興味の無さそうなリオンと棒読みのアイリス、パワーアップと聞いて目を輝かしているレオリス、あらあら〜と楽しそうに見ているロイ
「ラグ、お願い!」
『了解しました、メルディア様』
とターゲットが現れる。
「それではお見せしましょう!これが!パワーアップしたわたし!その名も「完全究極パーフェクトアルティメットメディア」!」
メディアが指をパチンと鳴らそうとするがならずカスンカスンと鳴っている。
「意味重複してるぴょん」
「指を鳴らすなら鳴らせよ」
ツッコむアイリスとリオン。
「とにかく!行くよ!はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
メディアはわざとらしく力を溜めるように唸りを上げると、体が光に包まれ、背中に悪魔の羽が一対、腰に天使の羽が一対、右足首に小さな天使の羽、左足首に悪魔の羽、
左手に大きな鉤爪、右手には艶刃の刃が特大剣の様に大型化しており、頭には猫耳、尾てい骨のあたりに尻尾が生えている。
「ふふふーん、どお?!」と胸を張っているが
「艶力は持つのか?」
「絶対すぐ艶力切れ起こすぴょん」
とリオンとアイリスは冷ややかに見ていて、そんな二人の疑問を「燃費よりロマン!」と切り捨てるメディア。
「さあ見てて〜」と飛び上がり高速で動きターゲットに突っ込んでいくメディア。
「くらえ、完全究極パーフェクトアルティメット艶刃ざぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!」
しかし攻撃がターゲットに当たる前に艶力が尽きて子供に戻ってしまい床に落ちそうになるがロイがキャッチする。
「ほへぇ」とキョトンとしているメディア。
「やっぱり」と呆れているリオンとアイリス。
メディアを降ろし、口に手を添えて上品に微笑むロイ
惜しい…と残念がるレオリス。
その後リオンとアイリスに艶力の無駄遣いはやめろと怒られ頬を膨らませて不貞腐れるメディア。
ロイがメディアの頭を撫でながら「メルちゃんの艶力はまだこれからも育つ可能性があるからその時には使える様になるわよ」と慰める。
「そう、そうだよね」と笑顔になるメディアと「あの姿、格好よかったよ」と興奮気味に語るレオリス
そんなレオリスの反応に上機嫌になり
「やっぱり〜」
えへんと胸を張るメディアだった。
その後、ロイは料理を作りに厨房に赴き
ラグシュオンのシアタールームでアニメ見ようよとレオリスの手を引くメディア。
「まあ、ものに出来ればかなり強いだろうな」
「ですが今のままでは使い物になりませんぴょん」
「それが問題なんだよな…もっと艶力の配分を考え有意義な技を考えろよ」
頭を抱えるリオンとこればっかりはどうにもと諦めているアイリスだった。
「あ、仕事の依頼だが…メディアの体が戻るのを待つか…」
リオンはメディアに持ってきた触手生物討伐の依頼をその場にいたアイリスや他のワームブレイカーに振り分けた。




