本編⑧ 決着
メディアは着地するとクラッと立ち眩みがして倒れそうになった
「ふっ、背中なら貸すぜ」
と四つん這いでかっこよく現れたグラスト
「…あんた……何してたの……?」
と言いつつグラストの背中に座るメディア
二人の元に走ってくるフェイリス
しかし触手生物は致命傷にはなっておらず、立ち上がった
メディアはグラストの背中から降り
「まだ終わってなかった。逃げて!」
「了解!」
グラストは急いで走った
(どうしよう…今ある艶力をぶつけるしかないけど…下手したら子供に戻っちゃう…)
メディアが思考を巡らせていると
メディア達を遠くから見守っている背が高く魔法少女風のチューブトップドレスで、フリルが胸元からスカートにまで伸びており、フリルのミニスカート、長手袋、ニーハイソックス、腰の後ろに蝶の羽の様なリボン、踵部分に小さな羽の付いた靴を着て凛とした青みがかった銀髪で前髪ぱっつんロングのグラマラスな美女がいた
女性が手をかざすと魔法陣が現れ、「…ズ・ゼエレ・コウジャ・ジャ《我、光蛇を操る者なり》」と呟くと光の蛇が現れ触手生物に向かっていく
「え?なに?!」
突然現れた光の蛇に戸惑い、警戒するメディアとフェイリスは何かを察して、光の蛇が現れたところを見るがそこには誰もいなかった
しかし光の蛇は触手生物に噛みつき爆発する
触手生物も巻き込まれて爆散するが頭が残っており
「どう…なってるの…?」
「メディアちゃん!トドメを!」
呆然としているメディアにフェイリスが声を上げる
メディアはハッとなり、触手生物にトドメをさした
その後メディアはチョーカー型のデバイスでリオンに連絡をとり事件の報告をした
「あの光の蛇は…」
メディアは思考するとフェイリスは「お母様…」と呟いた
繭を斬り払い、残された「赤黒い鍵型の触手生物」を持ち帰ったメディアとフェイは、サウザリー魔導院の講堂で報告を行っていた。
ファル魔導院長は険しい表情で残骸を解析し、ひとりが低い声で告げる。
「この術式は……古代の魔導記号と配列だ。魔力を吸いその魔力で生命を歪め、膨大な力を得る物じゃ…しかし正直これほどの魔導記号と配列が現存しているだけで歴史的価値が高い」
ファル魔導院長は目を輝かせる
「これを研究のために魔導院に寄付してくれんか?!」
「……生憎だがそれは出来ない」
グラストが机に肘をかけ答える
「お前誰じゃ?!」
ファルはデカく言葉を喋るネズミに驚く
フェイリスが苦笑いしている
下水にいたゴキブリなどは触手生物を倒した時に元に戻ったが、何故かグラストだけ気持ち小さくなった程度で戻らなかった




