本編⑨(終) 次の事件へ
「残念だけど証拠だから、まず星間警察に持って行かないと」
メディアがグラストを無視して話を進める
「そうか、残念じゃのぉ」
「星間警察である程度したら寄贈してくれると思うよ」
がっくりきて椅子に座り込むファルを腰を曲げ覗き込む様な姿勢で笑顔のメディア
覗き込む様な姿勢の時に揺れるメディアの胸を見て笑顔になるファル
(このジジイ、俺と同じスケベだな)と直感するグラスト
任務が終わり鍵型の触手生物をサウザリーに駐在している星間警察官に引き渡し、観光して帰る事になったメディアはフェイと広場に来ていた
広場では住人達で賑わっていた。昨夜、街の地下で起きた事を誰も知らない、多くは何も知らないまま日常が始まっている
市場の老婆はメディアに果物を渡しながら笑った。
メディアも果物を抱きしめ笑った。
風が流れ、街は誰も知らない平和を取り戻していた。
宇宙ドックに向かう宇宙エレベーターの前でフェイリスは一瞬、目を伏せた後、小さく微笑んだ。
「あ…あの……また……会えますよね?」
「もちろん!なんだったらアガナークに遊びに来てよ!」
「……はい!」
フェイリスの目には少し涙が浮かんでいたが笑顔になる
サウザリー魔導院にいるファル、その側に背が高く魔法少女風のチューブトップドレスで、フリルが胸元からスカートにまで伸びており、フリルのミニスカート、長手袋、ニーハイソックス、腰の後ろに蝶の羽の様なリボン、踵部分に小さな羽の付いた靴を履き、凛とした青みがかった銀髪で前髪ぱっつんロングのグラマラスな美女がいた
「ご苦労じゃったな、ルルリ」
「いえいえ、お父様の頼みですから」
「それでどうじゃ?何かわかったか?」
「え〜と…お父様がワームブレイカーの子の胸やお尻ばっか見ていたからお母様に絶対報告しようと決めたくらいですね」
ルルリは顎に人差し指を当てて答えた
「はぁ?!何を言っとるんじゃ、このバカ娘は!」
慌てるファル
「ふふふ、でも今回のこと…サウザリーの人間が関わってる…こんなことが出来るのは、彼女しかいない…」
ルルリが俯く
「そうか…」
ファルは「やはり蛙の子は蛙か」と呟き、ルルリがファルを睨む
「すまん、言いすぎた…」
ラグシュオンに戻りラグに今回の事を楽しそうに話すメディア
やがてラグシュオンは光を放ち、周囲の空間が揺らぐ。
星々の光が溶けて線となり、時の川のように艦を飲み込んでいき、アガナークへの帰還の航路が開かれた。
惑星サウザリーの都市「バチプ」の地下、奥から微かに赤黒く脈動する紋様、そこに鍵が差し込まれ、鍵は血を吸う様に赤黒く脈動する紋様を吸い取っていく
壁の魔導光だけが鍵の所有者であるローブの上からでも分かる立派な凹凸のあるスタイルの良さとエメラルドグリーンの髪をしたボブカットの少女を照らしていた
「ここは…もう…いいか…」
頭に浮かんだ黒い浮遊式の環状サークレットをなぞると鍵型の触手生物は粒子に変わり、サークレットに収納されローブの人物は妖しく微笑んだ




