本編④(終) 仲直り
日が落ちていく中、レオリスは一人トボトボと歩いている。
体の痛みと情けなさで涙が溢れていた、道ゆく人からも服に砂や汚れがついて涙を拭きながら歩く少年にどうしたんだろう?と視線が集まる
そこに「みーつけた」と声が聞こえ、レオリスの頭に大きな手が乗る
振り向くとそこにはロイが立っていた
「王子様が急にいなくなったらお姫様が不安になるわよ」
と笑顔のロイ
「王子様なんかじゃないよ…僕…僕…」
涙が溢れて出してしまうレオリス
「メルディアを守りたかったのに、何も出来なくて、」
涙を服の袖で涙を拭うレオリス
「出来なくて当然、レオちゃんはまだ子供なんだから。でも誰かを守りたいって気持ちは立派よ」
「それだけじゃやなんだ!」とレオリスが声を荒げるが
「メルちゃんを守りたいのは分かるわ、だけどあなたはまだ他人を守れない。」
ロイに窘められてしゅんとしてしまうレオリス
「だからこそ強くならないとね、もちろん体だけじゃなく心も」
とウインクするロイ
「メルちゃんはあんな男達すぐ撃退できたけどレオちゃんが守ってくれて嬉しかったと思うわ、じゅうぶんかっこいいし王子様よ」
ロイがレオリスの背中をポンポンと叩きメディアと合流するために一緒に歩き出す
「あ!レオリスー!」
メディアのいる場所まで戻るとレオリスを見つけたメディアがレオリスに向かって走り出した
「メ、メルディ…むぐぅ!」
メディアがレオリスを抱きしめて胸の谷間にレオリスの顔が埋まってしまう
「レオリス!レオリス!」
メディアの目に少し涙が浮かんでいた
「ごめんね!あんな奴らすぐぶっ飛ばせばよかったのに、レオリスに庇ってもらっちゃって!」
メディアが力強くレオリスを抱きしめていると
「メルちゃん、それくらいにしないとレオちゃんがメルちゃんに溺れて窒息しちゃうわよ」
「ふぇ?」
メディアがレオリスを放すとレオリスの顔が真っ赤になっており
「大丈夫?!」
「う、うん…」
レオリスはメディアに目を合わせず地面を見つめながら
「ごめんね、僕メルディアを守りたかったのにカッコ悪いくて…」と呟くと
「そんな事ない!レオリス凄くかっこよかった!」
その言葉に顔を上げてメディアの顔を見るレオリスと目を輝かせて力説するメディア
あらあらと口を覆い隠すように指を当てて
聞いているロイ
もう遅いから帰りなさいとロイに促され手を繋いで家路につくレオリスとメディア
ロイはそんな二人を見ながら若いって良いわねと微笑む




