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艶刃のワームブレイカー  作者: 綿鍋コットン
EP.5 メディアとレオリス
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本編③ 最悪の出来事

アガナーク第4商業区を手を繋いで歩くレオリスとメディア。

メディアがふとゲームセンターのクレーンゲームの景品に目が止まる

「あっ!!!ねこブタだ!!」

メディアは猫の顔出し着ぐるみを着た豚の大きなぬいぐるみに反応してクレーンゲームの前で目を輝かせている、それを見たレオリスは

「メルディア、これが欲しいの?」

「うん!!」

それを聞いたレオリスは「じゃあ」とクレーンゲームにコインを入れる

が上手くいかずレオリスが何度と両替に行く

「私のコイン使って、レオリスのお小遣いが無くなっちゃうよ…」

「うん、大丈夫だよ。もうすぐ取れそうだし」

レオリスは自分のお小遣いを使い、メディアのコインを使う事を拒否するがお小遣いが底をつきそうになっていた、すると

「すいません、ちょっと位置変えますね」と若い店員がぬいぐるみの位置を変えてしまった

レオリスは「あっ」と思わず声が出たが若い店員が小声で

「大丈夫、アームの設定を変えて取れる様にしたから」とレオリスに耳打ちする

「お姉ちゃんに良いところ見せてあげな」とレオリスの肩をポンポンと叩いた、その後難なくぬいぐるみが取れ

「レオリス凄〜い!ありがとう〜」

と取り出し口からぬいぐるみを取り抱きしめるメディア

おめでとうございますと笑顔で拍手する若い店員さんにお辞儀をするレオリス


ゲームセンターを出て通りを歩く手を繋ぎながら歩くメディアとレオリス

メディアの片方の手で大事そうにねこブタのぬいぐるみを抱きしめている、そこへ

「お姉さん、エロい格好してるねー」

「俺、痴女って初めて見た」

と男達が話しかけてきた

「俺達ここに来たの初めてでさー、ちょっと案内してよ」

と言いながら男達はメディアの身体をジロジロ見ながら囲もうとすると

レオリスが「や、やめてください」と男達の前に立ち塞がる、しかし男の一人に蹴飛ばされ

「レオリス!」

メディアが声を上げる

「あーあ、お姉さんが僕達と一緒に色々と案内してくれたら弟くんも痛い思いしないのに」

と男がニヤリと笑う、それを聞いてニヤニヤしながらレオリスを囲み軽く暴行を加える男達

それを見たメディアは

「…………やめて…」

「えっ?お姉さん案内してくれるの?ならこんなところじゃなくもっと大人な…」

メディアは男が言いかける前に艶刃を抜き光の刃を生成しかけると

「スト〜プ!」

聞き覚えのある声が聞こえた

そこには金髪オールバックで筋骨隆々の男「ロイ」がレオリスを囲んだ男達の一人の首根っこを掴んで持ち上げていた

「あんた達、こんな小さい子を虐めて恥ずかしくないの?」

と嗜めるが男達は聞く耳持たずロイに殴りかかってくる、しかしロイは数秒も立たず男達をボコボコにし

「お姉さんね、手荒い事嫌いなの。だけどねこんな小さい子に手をあげ虐めて馬鹿みたいに笑っている子はもっと嫌いなの!」

と怒りを露わにすると男達は一目散に逃げていってしまった

「ロイちゃん…ありがとう」

「ありがとうじゃないわよ!あなた一般人を艶刃で斬りつけようとしたでしょ?!いくらムカついたからってダメよ!」

「でもでも…」

「でもじゃない!その艶刃は命を守るものであり命を奪うものなの。たとえレオリスちゃんを守る為であっても、一般人に使ってよいものではないわ」

ロイはそう言うとレオリスを立たせるがレオリスは泣きながら走っていってしまう

「レオリス!」

メディアが追おうとするとロイが止め

「あたしが行くわ、メルちゃんはここで待ってて」

とレオリスを追いかけるロイ

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