本編② カイリスcafe'のメディアとレオリス
アガナーク第4商業区。細い路地の一角に、ひっそりとひときわ落ち着いた佇まいの小さなカフェ《カイリスcafe'》。
カフェのカウンター席に座り勉強をしている金髪の少年「レオリス・カイリス」
しかしレオリスは落ち着かない、相変わらずのスリングショット水着のような服とニーハイブーツを履いたメディアが後ろから抱きついておりレオリスの後頭部はメディアの胸の谷間に埋まり、肩にはメディアの胸が乗り、レオリスの頭に顎を乗せてつまらなさそうにしているメディア。
「メ…メルディア…」
レオリスはメディアの事を本名の「メルディア」と呼ぶ、友達だからメルディアと呼んでほしいとメディアに頼まれており、本人は歳上を呼び捨て出来ないと断ったがメディアの年齢を聞いて自分より歳下である事を知り驚いたがそれでも呼ばず、最終的にメディアの押しに根負けして本名を呼ぶ様になった。
「な〜に〜」
メディアはつまんなそうに答える
「なんで抱きついてるの……?」
「だってレオリスが勉強してて遊んでくれないから」
メディアは不満そうに答えた
「いや!答えになってないよ!」
側頭部に当たる大きくて柔らかい物、両肩にかかる重量感、甘く香る花の様な匂いがしてレオリスは勉強どころではない
そんなレオリスを見かねて金髪で髪を耳にかけたボブカットの女性、レオリスの母である「アナスタシア・カイリス」が
「はいはいメルディアさん、レオリスの勉強の邪魔しないの」
優しく嗜める
「え〜、邪魔してないよ〜。レオリスが勉強してるの見てるんだよ〜」
メディアが口を尖らせる
「見るならそんな密着しなくても見れるでしょ」
アナスタシアは笑顔で返す
「そうだけど〜」
この前レオリスの女友達に会ってから、なぜかレオリスに触れていたかったがアナスタシアの言葉でレオリスから離れるメディア、やっと解放されホッとするレオリス
「レオリスもメルディアさんが一緒に遊びたくてうずうずしてるから、早く勉強終わらせなさい」
アナスタシアはメディアの為のパフェを用意しながら優しくレオリスに言う
「はーい…」
レオリスは勉強に集中し直す
アガナークではリモート授業が中心でデータ端末に課題が送られてきて、それを終わらせられるスケジュールを立てる。
課題の進捗度とスケジュール消化率も成績の対象になっておりそれでクラス分けというランク付けされている。
レオリスはB組の上位層に位置しており、A組に上がれるか上がらないかのラインにいる
「うう〜ん、美味しい〜!」
カウンター席の椅子に座りアナスタシアが用意した白桃パフェを食べてるメディア
「パフェは全部美味しいけどアナスタシアさんのパフェはトップクラスだよ〜」
「ふふ、大袈裟ね」
幸せそうにパフェをたいらげるメディアとメディアの食べっぷりに微笑むアナスタシア
「おかわり!」
「はいはい、次はどんなパフェがいい?」
「え〜とね、このイチゴパフェとブルーベリーパフェとチョコレートパフェとミルクパフェとデラックスパフェ!」
目を輝かせて注文するメディア
「りょ〜か〜い」
ニコニコしながら厨房に向かうアナスタシア
スプーンの先を口に咥えて早く勉強終わらないかな〜とレオリスを見つめるメディア
メディアはイチゴパフェ、ブルーベリーパフェ、チョコレートパフェ、ミルクパフェ、デラックスパフェを次々とたいらげている中、黙々と勉強しているレオリス
「レオリス、勉強が好きなんだな…」
何故か不満げなメディア
「ふふふ、レオリスもメルディアさんと早く遊びたくて一生懸命なのよ」
アナスタシアが空になったパフェグラスを片付けながら声をかけた
「え?そうなの…?」
アナスタシアの言葉に驚くと同時に嬉しさを感じるメディア、その時「おーわり!」とデータ端末を閉じ、
「メルディア遊びに行こう!」
メディアの手を掴むレオリス
「…うん!」
笑顔のメディア
「お母さん、それじゃ遊びに行ってくるね」
「気をつけて遊ぶのよー」
「「は〜い」」




