高まる不安
次の日の放課後、俺は黒歴史の封印を守るためにも教室を出た。
「えっと確か三階だったような…………」
物理準備室の隣の教室って言ってたけど、昨日は先生に付いて行っただけだったから正確に道覚えてないんだよな…………
昨日の記憶を何とかたどりながら物理予備準備室へと向かうため、一階から三階までの階段を上り切ったとき廊下の右の方の教室から声が聞こえてきた。
「ジャッジャーン! なるみこれを見て!」
「ん?なんですかそれ」
「飾りよ! 新入部員歓迎会をするの! ちょっと手伝って!」
「いいでしょう! これは私のセンスの見せ所ですね。さっそくこの部屋を鮮やかにするために壁をペンキでカラフルに塗っていきましょう!」
「フッ…さすがね、なるみ。さあ、作業開始よ!」
「はい!」
………俺に備わる危険察知センサーがビンビン反応してるんだけど。
なんだろう………あまり関わっちゃダメなタイプの人な気がする。
俺はそう感じながら改めて目的地へ向かおうと目の前の廊下を曲がる。
と、最初の教室が物理予備準備室だった。
お、よかったー。ちゃんとたどり着くことができ...
「……………………………………………」
「美咲先輩、ちょっとこっち持っててくれませんか?」
「おっけー……ってあ、あ、ちょっとまっ―――――――」
「あ、危ない!」
ズッドーン
と、廊下を曲がってすぐの教室——今まさに俺の目の前にある教室からすごい音がした。
………………そう、俺の目の前の教室だ
つまり物理予備準備室。
さっき階段まで聞こえてきた話を聞く限り、嫌な予感しかしないのだが…………
だが俺の過去の過ちを取り返すためだ。背に腹は代えられん!
覚悟を決め、思い切ってドアを開けると――――――――
「いったたたた………わ、なにこれ! 目の前が真っ暗なんですけど! ねえ、私どうなってるの?!」
「せ、世界が真っ赤に染まっているだとッ!? これは予言書に記されていた………ま、まさかもう奴らが攻めてくるというのか!」
俺の目の前にはペンキのバケツ被ってあたふたと騒いでいるあほな少女と、全身赤ペンキまみれになりながらもわけのわからないことを言っているロリっ子がいた。
これはこれは。
俺の危険察知センサーは素晴らしい性能をお持ちになっていることで




