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風呂に入るなら混浴?

書き溜め分が1話分抜けていたので急遽書きました。

 魔法の真髄は、一日にして成らず。少し習った程度で真髄に至る事など不可能だ。地球の諺にもあるじゃないか、ローマは一日にして成らず。大事業も長年の努力なしに成し遂げることはできない。と言う事だな。うんうん…。……そう言えばあの漫画の最後が気になる。ローマ風呂に執念を燃やす風呂キチなおっさんが主人公の漫画だ。同じく一つの事に執念を燃やし異世界に飛んだ身ゆえ共感を覚える。あちらは、風呂で、こちらはエルフだ。ん? エルフ…風呂。エルフ風呂とかいいですな。よし! エルフの里に風呂を建築しよう。ロマン溢れるエルフ風呂。それを異世界に作り出す話です。いや、違うか。



 今日は、師匠と離れて20日目、双子が旅に出て5日目だな。



 「今日も今日とて、魔力操作です。今日は平面を測る魔力操作の練習です」

 最近順調に魔力フィールドを維持出来る様になりましたよ。

 だから魔力フィールドの可能性を測る為に平面を測れないかなと思ったんですよ。

 よくある思いつきです。

 ある程度の平面が測れれば良いので、当てはあるんですよ。


 「それが、この桶です」

 なんだか桶万能説が出そうなくらい桶に頼りっぱなしです。

 オール桶で話が終わりそうですね。

 それでは、桶に水を入れましょう。


 「ようは水面で平面を測ろうって寸法です」

 なんだか今世の身体は優秀なようだ。

 ここまで言葉遊びが出来るくらいに頭の回りがよろしい。

 だけど回りが良いのと、勉強が出来るのは話が別だな。

 いくらCPUが優秀でもHDDに詰まってるのが二次関連じゃな…。


 「だけど表面張力があるから、ふちの部分は別だな」

 よし、魔力フィールド展開!

 うむ。綺麗に平面状態を感じられるな。



 約1時間後。



 「ふへぇぁあ。もう駄目だ。」

 疲れた。しんどい。あー、こわい。

 何とか1時間くらい維持できる様になってきたな。

 初めの頃は10分も維持できなかった。

 魔力磁石、様々だな。


 そう魔力磁石の副次効果で最大魔力値まで魔力を貯める事が出来たのだ。

 人族の魔力量が少ないのは人の身体から常時、魔力が空間に洩れているからなのだ。

 それなら魔力が部屋の外に洩れず貯まればどうなるか?

 部屋に貯まった魔力を回収して、最大値まで魔力を貯蔵出来るんですよ。

 俺の現在の最大魔力量は当初の6倍なのだ。

 と言うか、本来は現在値まで魔力を保有出来たのだ。

 だが、魔力の見えない人達は、そのことに気付かないんだ。

 そして魔力磁石も無い。

 だから俺の様には成れないのだ。


 それなら部屋の中に常時、魔力磁石を置けばいいじゃないと思うでしょう。

 試しましたとも。


 そして魔力磁石を置いた結果。

 ……部屋の中が黒く澱みました。

 魔力磁石を部屋に置いて2日目になった頃です。

 すんげぇ黒く澱んでしまったんですよね。

 魔眼で見たら、空間が斑模様で見えて、気持ち悪かった。

 試しに少し魔力を回収したら……気分悪かったわ。

 飲みきれない固形物が混じった冷めたドロドロのシチューを飲んだ気分でしたよ。

 のどごし最悪。アレは気分が落ち込んで欝な状態になっちゃうね。

 取り扱い注意ですよ。


 故に用法と魔眼の両方を持っている俺じゃなければ扱いきれない。



 「何事も適当が良いんですよ」

 今日の朝の訓練もここまでだな。


 「あー、汗かいたな。少しベタつく」

 風呂入りたいな。

 汗を濡れた布で拭いて綺麗にするのもいいけど。

 やっぱり風呂が良いな。

 しかし水が必要だ。

 でも川から遠いんですよね。

 村の川は東側。

 ドッドの鍛冶小屋の近くです。

 対して俺の家は村の西側。

 そうです遠いんですよ。

 村の西側の林の中を通れば川ありますけどね。

 そっちも遠い。

 むしろ林が邪魔で水が引けない。

 村の井戸じゃ風呂に入る程の水量も確保出来ない。

 八方塞がりでございます。



 「水道橋でも作ってしまおうかな」

 村の中に水を引き込むには名案だと思う。

 地面に溝を掘って水を引いたら、畑を横断してしまうから水浸しにしかねない。

 適当な場所が他にないんですよね。

 まさか道を封鎖する訳にもいくまい。


 「む! 今ひらめいた。これにも竹を使おう」

 竹の節をくり抜いて、竹管を作ろう。

 魔法でなら簡単に出来るはずだ。

 そして工作好きなドワーフにも手伝ってもらうのだ。

 これで風呂に使う水は確保できそうだ。


 「さすれば師匠が村に来た時に混浴も出来るかも」

 ぐふふ。ぐふふふふ。

 今から楽しみだ。

 岩風呂風にしようかな?

 それとも木で作った大きな桶か?

 それなら狭いから師匠と密着するかも?

 やべー。

 たぎるー。

 あの白い肌が、ほんのり桜色になるのか。

 あの極上の乳が湯船に浮かぶのか。

 そして仲良く洗いっこですか?

 僕、きれいきれいされちゃう。



 「よっしゃあああ! 今日も頑張るぜ!」

 綺麗な師匠を見る為に。

 ドッドからもらったコレで必ず作らなければ。

 風呂と言えばコレも必要だ。


 「クラウスー? お昼にするわよー?」

 マイ・マザーのお呼びだ。


 「はーい。今行きます」

 そうだなマザーと入る事もあるか?

 その時はダディに譲ろう。

 いちゃいちゃして第二子を生んでいただこう。





 飽くなき挑戦は人を突き動かすのだ。

 風呂だけどな!

なんでか話が繋がらないなーと思ってたんですよ。

間の話がすっぽり抜けてました。

お待たせしてすみません。


次回また会いましょう。

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