家族の団欒。そして…。
本日二話目の投稿をお楽しみください。
家族。それは血を分けた者や親しい者達で構成される単位。人の有史以来様々な形態を取りながら今日に至る。男と女が出会って互いに誓い合ったり、突き合ったり…。もとい
付き合ったりして。情を通わせた番いが居て始めて生まれるものだ。
希に女同士だったり男同士など、色々構成員の違いはあるが暖かい目で見てあげよう。そうしよう。
兎に角、俺はそんな暖かい家へ無事辿りついたのだ。
「お母さん、だだいまー!」
「お帰りなさい。クラウス」
「お帰り。クラウス。今日は何をしていたんだ?」
「お父さんただいま! 今日は村の中を探検してきたんだー」
「あら。楽しそうね」
笑顔が眩しいですよ? マイ・マザー。
「村の人に色々聞いたりして回ってたの」
「仕事の邪魔だけはしなかったろうな?」
「うん。大丈夫だったよ」
心配無用だぜダディ。
「そう言えば今日は村にお客様がお越しのはずよね? クラウスは見ていなかった?」
お客様? はて…? 見なかったよな。
「んーん。見なかったよ?」
「兄さんが言ってた特別…調査官だったかな」
「そう。そのお客様」
「クラウスは村中回ってたから会わなかったんじゃないかな?」
特別調査官? 何を調べているんでっしゃろ。
「村長さんの所に来てたのかな? 行ってないから会わなかったのかも」
「兄さんは忙しいからな。行かなくて正解だったな」
「そろそろ夕食にしましょうか」
お? 早速お手伝いでもしましょうか。
「僕、手伝う」
「あらあら。ありがとうね? クラウス」
美味しい夕食の為だ。朝飯前だぜ!
「その前に手を洗ってからにしましょうね?」
「はーい!」
果たしてこれで徳を積んだと言えるのか。
今はまだ分からない。
分からないが今やる事は分かっている。
まずわー。
手を洗ってー拭いてー綺麗にしたら出来上がり。
さあ手伝いましょうか!
そこに、やる気を出していた俺を止める音が聞こえた。
ドアを叩く音だ。
誰だ? 夕飯前にくる客は。
二人は…どうやら奥でいちゃいちゃしていやがる。
手伝いに行ったダディが、マザーを後ろから抱いてやがった。
くそ! リア充め。
しょうがない一番近い俺が出るか。
『お忙しい時間にすまない』
お? 女の人の声だな。
『こちらはトリス・バートン殿のお宅で間違いないだろうか』
はいはい家で合ってますよーっと。
『夕方頃なら居るはずと聞いて、このような時間になった』
まあダディは今日は森に行ってただろうしな。
「今開けますよー」
『ん? 幼い声が…』
「クラウスお客様かしら?」
後ろからマザーの声が聞こえてきたが、俺は構わず扉を開けた。
扉の向こうには…。
「私は子爵閣下直属の特別調査官。バートン殿のご子息、クラウス君にお会いできないだろうか」
「はーい。僕がクラ…ウス…で…すよ…?」
そこに居たのは貴族が着るような仕立てのいい服を着た気品溢れる。
そして凛々しくもどこか優しさを含んだ笑顔の女神が降臨していた。
「はい。うちがバートンで間違いありませんわ」
止まったままの俺の代わりにマザーが返事をしている。
なぜだろう…。
『よかった。今日は…』
この女性から目が離せない…。
何かが違う…。
『まあ。そうな…』
何が…。
そうか髪の色か…。
『到着が遅れ…』
綺麗な腰まで伸びる金髪…だけど少し違う。
薄く緑がかった金髪だ。
『それは大変でした…』
いうなればグリーンゴールド…。
そして凛とした佇まい。
纏う雰囲気は気品すら感じさせる…。
『いえ、こちらも忙しい時間に…』
目元は涼しげ…鼻梁は綺麗に通っていて…。
そうだ目だよ…。目も綺麗な緑だ…。
…艶やかな唇。厚すぎず…薄すぎず…。
綺麗なヴァージンピンクの唇は…動くだけで人目を引く。
黄金比で、この世に生み出されたご尊顔は間違いなく美の結晶。
そして下に目を向ければ…。
ソレは強烈な存在感を遺憾なく発揮している。
まさに大山脈。この一言に尽きる。
例えるならマザーがマッターホルンに対し。
目の前の女性はエベレスト。
世界の空を支える大山脈である!
これは極上の乳。間違いない!!
かといって、ふくよかなわけではない。
鍛え抜かれた、だけど女性らしい嫋かさが垣間見える肢体。
その存在はもはや奇跡と称しても過言ではないだろう。
『…ウス…?』
だ・が・し・か・しっ!!
それだけではないのだよ!
あの…あの耳…あの髪から少し出た耳は…。
「クラウス? どうしたの?」
「ご子息は、どうかされたのでしょうか?」
「エルフ…」
俺は絞り出すように呟いた。
「ん? 確かに私はエルフですが人の世にで「けっこんして!」…はい?」
「あらあら?」
こんな時にもマザーは動じない。流石だ。
「僕と結婚してください!」
「えっ…? ……えぇえ!?」
「僕、おねえさんと結婚しておねえさんちの子になるぅうううう」
家族とはなんだったのか…。
「ちょっ? え、待って」
「生まれた時から好きでした! 結婚してください!!!!」
そう言って俺は女神の腰に顔を埋めながら抱きついた。
ちなみに俺は五歳児だ。
それが170ほどの身長の女性に前から抱きつけば…。
後はわかるな?
遂に…遂にエルフ…。
やったよ…私やっと出せました。
一瞬早すぎず、一瞬遅すぎず登場させることが出来た。
…のでしょうか?
皆様にお聞きしたいのですが。
この話にエロ成分はいりますでしょうか?
出せというなら出せますが。
ギリギリの限界部分までだせますが。
いりませんか? そうですか。
では明日も17時にお送りいたします。
明日は間違えません。




