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聖女の話。



その日はちょうどママが出張中なことを忘れて寝過ごしたのが始まりだった。


あわてて家から飛び出したのが8時13分、ギリギリSHRには間に合うかも、と思ったけど学校につくことはなかった。


なぜっていうと、よくわかんないんだけど、異世界に聖女として召還されたから。


召還とか異世界っていうと、クラスのメガネかけて一つ結びの地味な女子グループが話してるのを聞いたことがあった。

何いってんのか分かんなかったし、ちょっと気持ち悪いからその子達とはそれっきり関わらなかったことを、今となってはちょっと後悔してるかな。


突然足下から暗闇が広がって、一瞬パって光ったらそこは別世界だった。

ヨーロッパの有名な城みたいな所に、これまたヨーロッパにいるような白人さん達。




状況が理解できなくて、パニックになった私をなだめて落ち着かせてくれたのがこの国唯一の王子、ギルバートだった。

優しくて、格好良くて、こんなお兄ちゃんが欲しいなぁって思う。

見た目も金髪碧眼、ザ・王子な外見でハリウッドスターを見ている気分。

私より3つ年上の20才だけど考えてることがすっごく大人で憧れる。




その後、急に熱がでた私を運んでくれて目が覚めるまで側で警護してた騎士団長のグレアム。

英雄って呼ばれてるんだけあって、すごく強い。大きくて、私を軽々と片手で持ち上げるほど。茶色い髪に筋肉質の体と濃い顔立ちは、くまさんを思い出す。

一番侍女さん達に人気がある人がこの人。

曰わく、28という年齢や気さくな性格がいいらしい。

私はくまさんだと思うけど、彼女達が言うにはワイルド系で頼れる所がいいらしい。

つまりイケメンなくまさんってことだね。



熱が下がってから、この世界の事や聖女の仕事を教えてくれているのが内務省長官のロシュバルト。

冷たそうな外見で最初はすごく怖かったんだけど、右も左も分からない私に一生懸命教えてくれる事がすごく嬉しかった。

怖いのも第一印象だけで、数日したらニコニコ笑ってくれるようになってドキドキしちゃった。



この世界の人はみんな優しくしてくれる。聖女っていうのもあるかもしれないけど、みんな私をお姫様みたいに扱ってくれるからすっごく幸せ。


地球でも男の子達によく囲まれてたけど、こっちの世界の人の方が格好いいし、もう勉強しなくていいから召還されてよかったぁ。




それに、最近気づいた聖女の力が凄い。


この世界に来て何故か、ある一人の貴族の女の子に嫌われてたみたいなの。

いつも、「男を侍らせるなんてはしたない」とか「王子様は私の婚約者なんだから近づかないで」とか、すごく煩くてつらかった。


でも、ロシュバルトに聖女の仕事は皆を愛することって教えてもらったから、その子と友達になりたい、仲良くなりたい、って思ったの。

そうしたら、その子は人が変わったみたいに私に優しくなった。

王子の側にいても何にも言わないし、むしろ王子より私のことが好きっていってくれるの!


地球にいたときは、女の子の友達なんていなかったから、嬉しいなぁ。


聖女の仕事は、みんなから愛され、みんなを愛すこと。

そして愛する人と結婚して国を栄えさせること。




つまり、私のことが嫌いな人でも、私が好きって思ったらその人の意志とは関係なく私を愛するようになるんじゃないかな?





この力があれば、私は誰にも嫌われない!嫌な思いをすることもない!



ああ、でも、ちょっと嫌なこともあるかも。


最小年魔法士、とか言われるアゼルっていう男の子に好かれちゃったこと。

同い年らしいけど、ガキすぎてつきあってらんない!

それに、小さい頃私のことを苛めてた男の子に顔や雰囲気が似てて、初めて会ったときから苦手だったんだ。


客観的にみたらかっこいい、いやむしろ可愛い部類かもしれないけど、でもでもとにかく嫌!嫌い! 


アゼルだけはこの能力効かなかったらいいのに…。




バーっと書いたので出来が酷い...^ ^

そのうち書き直します。


聖女はありきたりな敵キャラです笑


聖女の力:自分が好かれたいと思った人に好かれる。





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